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私の背景と培ってきたものを台無しにしないで

はーい、34歳独身女性(子どもなし)の私が通りますよー!!(ヤケクソ)

……冒頭から失礼致しました。

改めて思い出したら、またもやもやし始めてしまい……。

何を思い出したかというと、友人女性との会話です。

その友人の勤めている会社に、中途採用で女性が入社したそうです。

その女性が「いかに変わっているか」という内容で、話を聞くと確かに変わっている人のように思えました。

本題からずれてしまうので、具体的なことは割愛しますが。

問題なのは、友人がその女性について話し始めたときの切り出し方です。

「新入社員で独身の女性が入って来たんだけど」って言ったんですよ。

そのときは何とも思わなかったんですね。

でも、話を聞いていると、「新入社員」と「女性」は話の性質上、必要な情報だと思えたんです。

けど、「独身の」という表現の必要性を見出すことができませんでした。

いや、そんなに深く考える必要はないのかもしれないけど……。

結婚数年目の友人の子供が滑り台で遊んでいるのを見守りながらしている、たわいのない話なんだけど……。

隣にいる友人は、「変わっているから独身なんだ」というバイアスを、無意識にかけて見ているようです。

いやまて、君の隣にいる女もまた独身だ。

君は私のこともそう見ているのか??

無意識に出た言葉だからこそ、彼女の深層にあるものなのではないかと疑ってしまうのです。

誰から出た発言でもそうですが、この「だから独身なんだ」の怖さ。

例えば、身近に「変わった」人がいたとします。

その変わった人のわかりやすい情報が「独身」だったとして。

「だから独身なんだ」で終わらせてしまうのは、いささか乱暴過ぎると思います。

単に独身でいたいだけの場合もあるでしょう。

丁寧に背景を探ったら、「独身」でいる理由が「変わっている」こと以外にあるかもしれないのに。

「だから独身なんだ」という言葉は、その言葉を投げる対象への思考を停止させます。

相手への想像力を働かせないということは、相手を想う気持ちをも停止させるということてです。

何事もそうですが、レッテルを貼って終わりにしてしまったら、問題解決はできません。

反対語(?)の「でも結婚してるし」も乱暴な表現です。

いくら性格に問題があったとしても、

「でも結婚してるんだよな〜不思議〜」

で、許しちゃあいけないんですよ。

前職のときの上司がまさに、「でも結婚してるんだよな〜」の人でしてね。

いや、上司(しかも部長)の無能っぷりがそれで許されちゃあダメでしょうよ、と。

結婚してる、してないでフィルターをかけて、背景を無視することをやめて欲しい。

「だから独身なんだ」で、今まで培ってきたもの全てを台無しにするのもやめて欲しい。

声を大にして言いたいと思う人は、この世に私だけではないと信じたいものです。


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