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【文フリ東京新刊】タイムシェアがちょっとわかる本【その1】

新刊について

5/19の文フリ東京にて、「タイムシェアについてちょっとわかる本」を頒布します。A5版、30Pで500円を予定しています。
宣伝として、1週間かけて本文内のいくつかのセクションを無料で公開いたします。

【新刊より抜粋】タイムシェアの基本

そもそもタイムシェアという単語を皆さんはご存知でしょうか。旅行好きの方々なら知っているかもしれないし、子供のいる人であればもしかしたら小耳に挟んだことがあるかもしれません。
筆者の場合、最初のきっかけはコロナ禍直前だったような気がします。たまたまヒルトンのカフェで食事をした際、ブース【注2】が出ていたので話を聞きにいったという、お恥ずかしながら完全な興味本位からのスタートでした。
タイムシェアはアメリカのプログラムで、あちらではタイムシェア法というものも存在するれっきとした正式なサービスです。大雑把に言ってしまえばホテルの一室の1年を週で割り、1週間を1単位として販売、所有するというものです。所有なので権利が発生し、なんなら相続することも可能です。時間貸しならぬ時間所有、ということですね。
とはいえこれだけだと全くサービスとして利害が成り立ちません。日本在住の筆者がアメリカのホテルの一室をたった1週間所有しているだけ【注3】に過ぎないのです。そのため、ヒルトンタイムシェアは購入した物件の価値(グレード)によって独自のポイントを設定しています。このポイントは1年間に一度付与され、ポイントを使うことで自分の所有する物件以外の物件に宿泊することができます。ヒルトンのタイムシェアの場合はタイムシェア用の物件があり(グランドバケーションズと呼ばれる)、それらに泊まって世界中でバケーションを楽しもう、という趣旨らしいのです。ヒルトンの他にも様々なホテルグループがタイムシェアを展開していますが、大体はどこも同じような構造をしているでしょう。

注釈

【注1】ヒルトンのタイムシェアプログラム:ヒルトングランドバケーションズのこと。タイムシェアはいろいろな会社が行っています。
【注2】ブース:グランドバケーションズについてさわりを教えてくれるブースがヒルトンのホテルや空港などにあったりします。
【注3】1週間所有しているだけ:とはいえ権利上は所有していることになりますので、権利書なども貰えます。物件区分が「ホテル」なのでなかなか不思議な感じです。

その2はこちら





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