「一歩詰める」覚悟



スパン! と小手を打たれた。不意を突かれたと言えば、少しはましかもしれないが、まったく反応できなかった。自分のマヌケぶりが気持ちいいくらいだった ── そんな中学生の頃の記憶を思い出した。

一歩詰める覚悟

月曜の夜、NHKの「逆転人生」の後、その後に流れたドキュメンタリー「おんな武士道〜剣道八段に挑む女性たち」を見た。中学生の頃、剣道をやっていたので、そのままなんとなく。

剣道の最高峰「八段」を目指す女性剣士の話。日本ではまだ女性の八段はいない。八段の昇段試験は、1次試験では七段同士が2分間、2回、手合わせする。

主人公の女性は、八段を目指すために「もう一歩踏み込む」と言っていた。いつもの間合いから「一歩踏み込む」。

その時は「前に出て、リスクを取って、積極的に攻めていく」という意味くらいにしか考えなかったが、今日(火曜日)、ふと思った。

八段の昇段試験に男女の区別はない。つまり、女性剣士はほとんどの場合、より体格の大きな男性剣士と戦うことになる。

大きな相手には、いつもの間合いでは通用しない。いつもより一歩詰めて、リスクを取って、相手に近づく必要がある。それはつまり、相手の間合いに入ることを意味するが、そうでなければ、結果を出すことはできない。

中学3年間、やっていた程度で極めて表面的なことしか分からないが、「一歩踏み込む」ことの覚悟と大切さを知らされた気がした。

ちなみに、私が小手を取られた相手は同学年の女子。私は下手だったとは言え、体だけは大きかったので「負けるわけはない」と思っていたのですが、見事にやられました。ビックリしました。中学時代の最も鮮明な記憶かもしれない。

ところで「逆転人生」は今話題の山ちゃんが司会。NHKはもちろん、山ちゃんを取り上げるスペシャルを考えているでしょうね。

今日は朝に書けなかったので、アリバイ的にこんな時間に。連続出場記録を途切れさせないように、1打席だけ代打で出場したようなものですw

6月17日(月)の担当記事

■朝

新型Mac Proが発表されたので、タイミング的にはちょっと遅くなってしまった。

コストコの記事もBusiness Insider Japanで人気があります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?