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#01 本のえらび方
世界を知るということは心に余裕をもたらしてくれる。
生物学者が、単純明快な理論や統一的な考え方を避けがちなのは、自然の見事な多様性に圧倒されるからかもしれない。
絶対的な正解をひとつ握りしめるのではなく、いろんな可能性の引き出しを持てる。自分の信じた道を正解にしていける、そんな人の可能性に賭けることのできる世界になってほしい。
信じた道を正解にしていくには、ちょっとの勇気と知識と運、そして心のヨハクが大切だと思う。
ちょっとの勇気は、日頃の積み重ね。
知識は、情報の整理とアウトプット。
運は、巡り巡ってきた時に掴むことのできる準備。
心のヨハクは、どれだけ自分の中の引き出しを増やすことができるのか。
その引き出しはどうやって増やしていくのか。
私は人に出会うこと、そして、よりたくさんの本に出会うことなんだろうな、って常々思う。
これだけ人との出会いをエピローグで話をしていたけれどひとつめは本との出会いと出会い方について。
私は、親しくなった人が本を嗜む人であればおすすめの本を聞くことが好きだ。「本棚を見たら、その人の性格や考え方がよく分かる」
ってよく言われるけれど、とてもそう思う。
その人の今いちばんアンテナを立てているトピックや
軸となっている考え方や思想を覗き見ることができる。
ただ、その本棚は時を経て変化する。
性格や考え方は生き物のように変わってゆく。
そして見る視点(角度や高さ)も変わる。
表面的な考え方や視点は変われど、ただその人の核となる軸はなかなか変わらない。軸は変わらずとも、その軸の捉え方や見え方、表現の仕方は変わってゆくし、変わっていくべきものだと思う。
いろんな環境に身を置き、人は変化していくけれどなかなか人はその変化に気づきにくい。
そんな変化を気づかせてくれるのもまた本である。
人類皆、誰もが完璧じゃない。
強いところも弱いところもある。
環境によっても強いところが弱くなってしまうこともある。
その逆もまた然り。
完璧じゃなくても、環境と特性を理解していたら使いようがいくらでもあると思う。その引き出しはどうやったらできるのだろうか。
ということで、同じ本を読んでみてもいろんな読み方があると思う。
読んでみた本をどこから読み解くのか、気になったのか、心に残ったのか。
本を通して、その世界を広げていただけたら、と思う。
「本」のコラムでは、本の紹介と内容からのトピック深掘りをしていく予定です。
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