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 皆さんこんばんは、蒼乃真澄です。

 もう、八月も終わる。あっという間です。いつの間にか蝉の鳴き声を聞かなくなり、夜の風が少しだけ涼しく感じるようになりました。いつの間にか夏が終わり、いつの間にか秋が来る。季節が変わる瞬間をじっくりと味わいたいですが、忙しい毎日を送っていると忘れてしまいます。

 さて個人的な出来事ですが、先日おじいちゃんが亡くなりました。どうやら心臓に異常が起きたそうで、病院に運ばれたときにはすでに心肺停止状態でした。
 
 いつも散歩へ行ったり、自分で着替えて、風呂に入って、ご飯を食べることができる、介護いらずな人で、身体もかなり丈夫でした。それでも、心臓はもたなかったみたいです。暑い日々が続いていましたからね。きつかったのかもしれません。
 
 おじいちゃんとの思い出は尽きませんが、最近では私が運転する車で一緒に温泉へ行ったことが深く記憶に残っています。気持ちよさそうに温泉に浸かっていたおじいちゃんを見て、連れてきてよかったなあ、としみじみ感じました。あとは一緒にラーメン屋へ行って、チャーシュー麺を食べたことも忘れられません。五枚も入ったチャーシュー麺を食べ切った姿は、もはや偉大でした。

 昔は頑固で厳しい人だったそうですが、孫である私に対してはいつも優しく、学校や仕事のことを気にかけてくれる人でした。そして私が何かすれば感謝してくれる人でした。私はそんなおじいちゃんを誇りに思っています。90まで自分の力で生きて、かっこよく、勇しく、たくましく、それでも家族想いだったおじいちゃんと一緒に過ごせたことが、嬉しいです。

 天国にはおじいちゃんの兄弟や妻、つまり私のおばあちゃんがいます。もしかしたら飼い犬たちもいるかもしれません。楽しい話でもしてくれたらいいなと思います。

 プライベートな話でしたが、おじいちゃんの死をこの場所に刻むことで、少しでも気が晴れたらと思い執筆しました。私にはまだ大切な家族がいます。これからも家族を大事にしながら、自分が納得できる人生を歩んでいけたらな、と考えています。

 時々、空を見上げて手を合わせよう。それでは。 

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