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自分だけのオリジナルシャツを作る
自分の好きなものを妥協せずに見極めていくと、自分好みの服がなかなか見つからないことがよくあります。私もすごく気に入っているヘンリーシャツを見つけたのですが、サイズがいまいち合っていなく、しかし同じようなデザインが全く存在しない、悲しい思いをしました。
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「いっそのこと作ってしまおう」ということで、ここでは職人さんの力を借りながら自分だけのオリジナルシャツを作った経験を記事にまとめました。
デザイン・コンセプトから決める
今回作りたいと考えたシャツのデザインはこちらです。
![](https://assets.st-note.com/img/1672907732986-omPvEG4eGj.png?width=1200)
特徴的なヘンリーネックと裾もラウンドカットで、色合いも相まってリラックスした雰囲気となっています。袖はロールアップして使用することを前提とする長めの採寸です。
「じゃ、これでいいのでは」とはなかなかいかなくて、サイズ感があってないのです。肩幅が広く、袖も長すぎ、お腹周りはタイト。。。なかなか欧州風なデザインです。
デザイン以外のコンセプトですが、あれこれ考えた結果、地元の久留米絣という生地を使おうと考えました。
工房探し
地元の複数の工房に相談の連絡を入れました。が、なかなかメールや問い合わせフォームなどは見ていないそうで、電話で連絡したほうがよいと後から気づきました。今回は福岡県八女市で明治31年から続く久留米絣の老舗「野村織物」さんへご協力をお願いしました。
デザインとサイズの指定
デザイン確認したいということで作りたいシャツをそのまま郵送します。またサイズ感がこのままだといけないので、手元にある私のサイズピッタリのシャツも別に郵送しました。
生地選び
問題は生地選びですが、とてもスムーズに決まりました。あらかじめ私が「こういう色合いがいい」という写真をメールで送り、それに近しい、あるいは同じような雰囲気が出る生地をいくつか工房から返信いただきました。
![](https://assets.st-note.com/img/1672907499979-LVfzsMRbVe.png?width=1200)
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それが非常にセンスが良く、私の期待する以上のものができるのではないかという予感を感じさせました。
工房で最終調整
実際にモノが決まってきたところで最終調整のため工房へ直接足を運びました。そこで正確なサイズの確認と、生地の最終決定を行います。決まっていなかった襟や袖のアクセントカラーとなる二つ目の生地選びもここで行いました。
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様々な組み合わせを提案していただいた結果、市場に出さない企業案件の生地をアクセントカラーとして切り分けていただけることとなりました。こういうミラクルがあるのも職人さんにお仕事をお願いする醍醐味ですね(めったにありませんが)。
できあがり
最終調整から4週間ほどして完成品が手元に届きました。
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生地の手触りも軽やかで、サイズ感もぴったり。デザインも想像していたもの以上…何よりターコイズブルーのアクセントカラーが映えて素晴らしい出来栄えです。
気になる総額は、税込28,970円。これだけ手間をかけていただいて4万円近くになると思っていたものがとてもリーズナブルな価格に収まりました。
生地にもこだわったおかげで、毎年春・秋と来ても何年も着続けることができる丈夫な生地となっています。
(おわりに)Masters' Beauty for Menオリジナル〇〇〇を作りたい
Masters' Beauty for Menオリジナル〇〇〇を作る、というのが今年・来年の目標です。何を作るのかは考え中・・・ハットなんかいかがでしょう?これも職人さんの手仕事が必要な領域なのでなかなか大量生産とはいきませんが。
皆さまのおしゃれに直接的にかかわることができたらHappyです。
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