父の人生を変えた『一日』その12~運命の人~
その12 ~運命の人~
㈱トーメンに出社した。朝は早かった。南洋材に配属された対中君と貿易実務を毎朝勉強した。朝、いくら出社しても私より早く来られている先輩がいた。大江晋氏であった。
すごい人がいるものだと思った。新入社員全員に実務教本が渡された。商売のイロハから業務専門の事が書かれていた。その出筆者に大江晋氏の名前があった。この大江晋氏、私が尊敬する一人であり将来一緒に働く事になる。シアトル時代支店長として赴任され一緒に働く事になった『運命の人』でもあった。
3年間は商売