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灰に遺る意志と毎日サウナ

最近今住んでる駅近辺でペット可の物件を探してるんだけどペット可だと3点ユニットの物件ばっかで現実は世知辛いなと思ってる(3点ユニットには絶対住みたくない)

昨日八王子と前橋にある毎日サウナに行ってきた
八王子→前橋のハシゴで

八王子もさることながら前橋の毎日サウナが途轍もなく素晴らしくて、一気に大好きになった
両サウナには薪ストーブサウナが設置されていて、都内だと毎日サウナ八王子と池袋のかるまるぐらいでしか薪ストーブに入ることが出来ない(火の取り扱い、薪の管理、消防法とかの絡みもあって許可を取るのも大変らしい)
個人的に薪ストーブって何故か熱の質が柔らかい感じがして、サウナ入りたての人〜サウナ入りまくる人どちらも満足出来るすごいサウナだと思ってる
実際長野のThe SAUNAに行った時、ほぼサウナに入った事ない人も居たけどみんな入りやすいって言ってたし

毎日サウナももちろんそうなんだけど、前橋は木材の馴染みなのか、温度管理がそうさせてるのかは分からないけど、この熱の柔らかさがめちゃくちゃ良くて、いつも上段でがっつり汗をかきたいタイプだけど下段でゆっくり熱を楽しみたいと思ったし、それでいて汗ももりもり出る

薄暗いサウナ室で、揺らめく焔と時折爆ぜる薪の音、薪の焼けていく仄かな香りを楽しむ
原始の時代より人と動物を分ける要素として人間の進化の礎ともなった炎
そのゆらめきには「1/fのゆらぎ」と呼ばれる人に安心感や安らぎを与えると言われる要素が含まれていて、テレビも無く無音の薄暗いサウナ室で自ずと見入る

思慮に耽る
自身と向き合う時間だ
地獄みたいな人生を歩んでる
誰かと共に居ないことではなく、誰にも必要とされないことを孤独と言うならば、間違いなく自分は絶対的に孤独と言える
誰にも必要とされず影響を与えることも無いならば、この世に居続ける意味も、理由も分からないし、今の自分は「生きてる」というより「死んでないだけ」というほうが表現としては合ってる気がする
自分の内面や未来のことを考えると自ずと普段必死に抑え込んでる、自分の黒くて重い濁りきったタールのようなものがとめどなく流れてきて、足下にへばりついて身動きが取れなくなる

それでも毎日サウナの薪ストーブが煌々と、かつ深々と色を放つ炎は、なんだかそのタールを少しだけだけど溶かしてくれる気がした
人が死んで、その体が灰に還る時、肉体が最期に触れるものは業火の如く燃えさかる炎だ
太古から人の進化や営みを見てきた炎は、人の最期の時をもその1/fのゆらぎとともに彩っていく
たかだか数十年、「人生は近い目で見れば悲劇だが、長い目で見れば喜劇だ」という言葉にもあるように、主観でみれば酷いことばかりの人生だったと思うけど、客観的にみればそんなことばかりではない人生なのかもしれない
人にはそれぞれの立場で、それぞれの地獄がある
ただそんな良いことも、悪いこともストーブの中で爆ぜる薪のように、炎とともに最期は灰に還っていく
何があろうと、最期はこの炎が全てを無に還してくれる
それは安堵なのか虚無なのか判断は出来ない
だけど…人の意志は目的を生み、そして目的から手段は生まれる
ボロボロに崩れ落ちた灰の中に少しでも俺の意志が遺ってくれたら良いなと思った

元々陰キャで内向的な人間だからそんなことばっか考えてたけど、普通に楽しめるめちゃくちゃ良いサウナです
そして支配人ねっぱやしさんの「一体感」をテーマにしたイベントで、サウナ室でみんなでカンナムスタイルを踊ったら楽しさと熱さで結構どうでも良くなった笑

サウナと水風呂と休憩だったら1番サウナを優先的に考える人間としては本当に満足行くサウナだったし、思わず久々にサウナグッズも買っちゃった
色合いも好きだし

サウナ後の鶏哲のラーメンもめっちゃ美味かったし、久々に長距離運転して楽しかった


やっぱり運転好きなんですよね〜
車で旅に出たいね

ここまで長々と駄文を垂れ流してしまいましたがとりあえず毎日サウナはめっちゃ良かったってこと
俺がお金払うし車出すからごく少数で深夜の貸切やりたい…!!

てなわけでまたいつか、どこかで🖐️

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