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ファッションとデザイン、文化、法

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2020年12月の記事一覧

郊外

郊外

ただ住むだけの地域、“郊外”。
家が果てしなく続くだけの土地。
それは高度経済成長の負の遺産と言ってもいい。
我々はこの地域をただ見捨てるのか。
それとも、住むべき土地として、そこに生きる喜びを見出すべく改良を重ねる覚悟を示すのか。
しかし、そのための経済的な余力はもう残っていないのではないか。
イオンモールはあと何年もつのか。

COVID-19

COVID-19

自治体の総合振興計画や他の様々な計画に、
どうCOVID-19への対応を盛り込んでいくのかということですけれど、

それは、COVID-19というウイルスに対する感染症対策を盛り込んでいこうということではなくて、
このウイルスが印象づけた唯一の対応策と言っても良い人間の間の“密”の排除が、そもそも人が集中して成り建ってきた“都市”というものを否定していることに対して、どう共通理解を行って、それに対

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規範としては、法律だけじゃなく、道義とか道徳も世の中に存在し、それらが個人の内心がどうあるべきか云々だけでなく、何らかの社会法益なり国家的法益なり、そのような利益を得るようある程度の期待が当然されているはずと思います。

親

親の価値観、親を通した社会の価値観、そんなものに振り回されてはいけないんだろうけど、その呪縛から逃げるためには、子どもの生きる総合力は儚すぎますよね。大人になったって、我々はそう十分に他人の圧、社会の圧を消化できているわけじゃないしね。なんとか正気を保っている程度のレベル。😂
親の圧も、消化しているというレベルではなくて、見ないふり、聞かないふりをしている程度のレベル。😂
人間は、自分より力の

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自由と平等

自由と平等

自由と平等は現代社会の大雑把な建前だ。
人間の各々は千差万別で、全く他人と違う生き物だ。
だからある面を捉えれば他よりも優れ、他の面を捉えれば他より劣る。
社会の一定の規範の元で拘束されながら、我々は不自由にコミュニティ活動の一翼を担いつつ、本来の自分らしさを、その優劣の両面において、ごく当たり前のように社会の中で発現(発揮)していかなければならない。そこに自我は芽生え、アイデンティティの認知がな

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今まで体験し得なかったような現実。

今まで体験し得なかったような現実。

そもそもcovid−19という感染症を、インフルエンザでさえ今までろくに抑え込めなかったくせに、人間にあまりに都合よく経済活動と両立させながら対処できるとすることを、本気でそう思っているとするなら、それは傲慢であり、そう思ってもいないのに対処できると言葉に出しているとするなら、それは欺瞞である。
年が明ける前に、今までの対処の実績として、それが十分か不十分かということよりも、対処しようとする人間そ

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