見出し画像

自由と平等は現代社会の大雑把な建前だ。
人間の各々は千差万別で、全く他人と違う生き物だ。
だからある面を捉えれば他よりも優れ、他の面を捉えれば他より劣る。
社会の一定の規範の元で拘束されながら、我々は不自由にコミュニティ活動の一翼を担いつつ、本来の自分らしさを、その優劣の両面において、ごく当たり前のように社会の中で発現(発揮)していかなければならない。そこに自我は芽生え、アイデンティティの認知がなされる。
そして、そこでは補完性の原理が人間の相互に働く。
自由と平等は現代社会の大雑把な建前として我々の前にある。
そして、それが行き過ぎると、我々のアイデンティティは崩壊する。
自由と平等は、実はアイデンティティの反意語だ。
自由と平等(に係る機会確保)は国家の課題(プログラム規定)であって、個々がそうあらねばならない人間の“鏡”ではない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?