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山崎富栄『雨の玉川心中』~太宰治との愛と死のノート~

高校生の時に古書店で見つけて衝動買いした本。

太宰治に心酔していたのでその流れで購入した書籍だが、かくまでに知的な女性が、なぜすべてを放擲して自分の「女性性」に従順に生きるに至ったのかが、克明に書き綴られており、若気の至り的発想ながら、「女性はこういう生き方をしている時がいちばん輝いているのではないか」と感じた本である。

世間の価値観に臆することなく、月見草のように颯爽と生き抜いた姿は、美しいと私は今なお、思う。

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