見出し画像

詩「月を背に」

初秋の風を身に纏い

腰に提げた奇異なる剣を

天高く突き上げれば

あの日の涙や面影が

切っ先から伝い流れる

懐念と尽かす事なく

我が血肉へと化身させ

叫べ志士たち

いざ立ち向かう

我との戰