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Eatalyで買えるピエモンテの魅力

こんにちは、日伊通訳マッシ(@massi3112

僕の故郷であるイタリア・ピエモンテ州の魅力は山ほどある。だけど、イタリアから出ると手に入れるのが非常に難しい。もし現地で出会った食品を買って食べれば、一生忘れられない味になるはずだ。現にピエモンテに行ったことがある人と話すと、「この食品を買いたいけど、どうすればいいのか」「ネットで買えないから困った」「日本でも簡単に買えるといいね」などの言葉をよく耳にする。

TwitterからもDMやリプでオススメの食品やお店などの紹介をしてほしいという声が最近増えている。僕はこのような声を聞くたびに、非常にもどかしい気持ちになっていた。おすすめしたいピエモンテのものは山のようにあるけど、紹介しても日本で買えないからだ。

そんな時、イータリー銀座店に行く機会があった。イータリーのマーケットに入った瞬間、あまりの懐かしさに涙が溢れた。ピエモンテにしかないものを日本でも買えるなんて夢のようで、夢中になった。ずっと前からオススメしたかった商品をやっと紹介できると思って、この記事をすぐ書き始めた。
ピエモンテだけではなく、リグーリア州とラッツィオ州、プーリア州のおすすめも書くから、旅行する時のようなワクワク感で読んでね。

マッシの買い物トラベルマップ

買い物メモとペンを準備した?今から始まるよ。

Melighe di Mondovì ricoperte di cioccolato

ミケーリス トウモロコシ粉クッキー

ピエモンテ州のシンプルで良い香りが特徴の伝統菓子。とうもろこしを石臼で挽いた粉を使用していて、とうもろこし粉のプチプチとした食感を楽しめる。口に入れた瞬間、素朴で香ばしい風味が鼻腔をふんわり抜けていって、幼い頃に戻った気分になる。大人の楽しみ方としてカフェラッテや、パッシートワインと一緒に食べても最高。

Torcetti al cacao

デモーリ トルチェット カカオ

ピエモンテの伝統的な焼菓子でカカオの入った生地に、たっぷりのバターを使いサクサクとした食感が特徴。1974年創業で元はパン屋さんから始まった。今もなお良き伝統を受け継ぎ守りながら作り続けている。長い時間をかけて発酵工程を行うから、常に原材料にこだわり、気を配ってるようだ。なんともイタリアらしい会社。

Antica Torroneria Piemontese

アンティカ トロネリア トリュフ ピスタチオ

ピスタチオをたっぷり練り込んだトリュフチョコレート。口に入れたらまろやかに溶けて、ピスタチオの濃厚さがたまらない。
1885年以来、IGPピエモンテのヘーゼルナッツからインスピレーションを得て、ヘーゼルナッツを使ったお菓子を生み出してきた会社。現在まで5世代に渡り、昔ながらの情熱、愛情を持って生産を続けている。

Domori

ドモーリ タブレッタ クリオロ

1997 年にイタリア・トリノで創業。 カカオの品質に徹底してこだわり、カカオの栽培から発酵・焙煎・製造まで全てを自ら行うブランド。 世界でも大変希少なクリオロ種のカカオを使ったハイカカオチョコレートは、「DOMORI」を象徴する最高傑作。

Il panate Mario Fongo

マリオフォンゴ ミニリングエ インテグラーレ

1945年、アスティ近郊にベーカリーをオープンさせたことが始まりのマリオフォンゴ。伝統を大切にしながら、新しいレシピを常に探求し製品作りを行っている。全粒粉を使ったミニサイズのリングエは、そのままはもちろん生ハムやチーズとあわせてアペリティーボとしても楽しめる。マッシ的には刺身や餡子まで合うだろうなと思っていて、リングエの硬めな食感のおかげで食べ応えがあるはず。
ちなみに商品名のLingue di suocera(リングエ ディ スオーチェラ)は「義理の母の舌」という意味。

ここからピエモンテ州の隣にあるリグーリア州の名物へ飛ぼう。

Pasta di Liguria

パスタ ディ リグーリア

リグーリア州の小さな町モントッジョで30年以上に渡り生産を行ってきたファミリーが作るパスタ。香料や染料を加えず、地元の素材や天然水のみを使用している、こだわりっぷり。リグーリア州の伝統的なパスタ。
上の商品はリグーリア州発祥のコイン型パスタクロゼッティ(croxetti)。ガラスの底を平たく伸ばしたパスタに押し付けて作られたと言われていて、木型の装飾や刻印もされるようになった。伝統的にはくるみのソースと合わせてよく食べられる。
基本的には茹でてどんなパスタソースでも合うから、気分に合わせて選べる。マッシはトマトソースと合わせるのがお気に入り。

次はローマへ。

Gentilini

ジェンティリーニ ビスコッティ ヴィットーリオ

1890年に創業者であるピエトロ・ジェンティリーニが、ローマでパンとビスケットを製造するための工房を開いたことから始まった。レモンが香るサクサクとしたクッキー。イタリア人は朝食でもおやつの時間でも、エスプレッソやカプチーノ、カフェラッテ、冷たい牛乳に浸して食べるのが一般的。

ここからイタリア南部に向かってプーリア州へ。

BioOrto

ビオ オルト

パッサラクア家の情熱と経験から生まれた会社。 日本ではこのような高品質な生トマトは売っていないから、ここで手に入るのは貴重だ。水と塩だけで瓶詰めされていて新鮮さもあるし、加熱しても生でも美味しく食べられる。パニーニ、ブルスケッタ、生トマトソースのパスタなどに使用すると最高に美味しく仕上がる。

食べてもらいたい、知ってもらいたいものからスタートしたけど、皆さん楽しめましたか?もしこのような記事に興味があって、もっと知りたいな!と思ったら教えてくださいね。

Massi

みなさんからいただいたサポートを、次の出版に向けてより役に立つエッセイを書くために活かしたいと思います。読んでいただくだけで大きな力になるので、いつも感謝しています。