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コメダ珈琲店に行きたくなる理由

こんにちは、日伊通訳マッシ(@massi3112

みなさん、今日の内容はサイゼリヤから一旦離れて、大好きなコメダ珈琲店の話。
金沢に引っ越す前に2年半くらい名古屋に住んでいて、コメダ珈琲はほぼ毎日モーニングか打ち合わせで利用していた。僕にとってのコメダの魅力は、イタリアのように炭水化物をうまく活かしてるところ。イタリア料理じゃないけど共通点がたくさんあって、日本在住者じゃなくても料理が楽しめて笑顔が出る場所。
現在は金沢に住んでて家の近くにコメダ珈琲店があるので、モーニングかおしゃべりする場所としてよく利用してる。

今回は行きたくなる理由、好きになった理由、行ってもらいたい理由をノンフィルターで細かいところまで書きたいと思う。
まずはモーニングのような存在はイタリアにはないから、コーヒーの値段に立派な料理がつくことはない。コメダの場合は分厚いふわふわな食パンに小倉、ゆで卵、卵ペーストを選べられるだけではなく、マーガリンかジャムをつけることもできる。以下のツイートのように、ある日のモーニングはいちごジャムに小倉を塗って豆乳オレと最強な組み合わせで楽しんだ。イタリアの朝ごはんも甘い系、パン系、笑顔が出る炭水化物系が多いからちょっとイタリアを感じる。さらにお金を足せばサラダまで食べられる。最高としか言いようがない。

豆を使った甘い系の食べ物はイタリアでは中々ないから、イタリア人に説明したら必ずびっくりされる。イタリアでは豆=野菜だから、デザートとしての豆は考えられない。ナッツは辛い系でも甘い系でも両方使えるし、イタリアの食文化としても両方続いてる。日本に来て驚いたのは、小豆という食材をどこに使っても美味いということ。和菓子だろうがアイスだろうがパンだろうが、とにかく合う。イタリア人には説明する前に食べてもらえば口に合うと思う。コメダの良いアイデアとしては飲み物にまで小豆が入ってるから、イタリア人としてはそこまでの発想がなくて、初めて飲んだ時に「うっまー!」と感じた。

コーヒーも飲みやすくて苦味や酸味は強くもなく弱くもなくすごく良いバランス。マグカップのコメダのデザインもとても可愛くて、コーヒーが美味しく感じる。
11時以降にドリンクを頼むと、豆菓子というプチな幸せもついてくる。

イタリア料理としては形だけだけど、味としては負けないくらい美味しい「ナポリタン」「ピザトースト」。ナポリタンはナポリからきたと思われがちだけど、実は日本発祥の料理。要するに日本料理だ。ケチャップは甘みがあるソースで、イタリアではそういったソースは基本的にはパスタにかけない。ケチャップとソースは別物として考える。コメダのナポリタンはソースが濃くて入ってるピーマンとソーセージの味のバランスがよくて、パスタの厚みや食感がベストマッチ。コメダの場合はパンもついてるから最後に残ったソースにつけて食べてもいいし、サラダと一緒に食べてもいいし、一つの皿で複数の食べ方があるから毎回楽しい。他の料理もサンドイッチからパスタ、デザートまで美味しくてコメダのパンは軽く焼くとサクサクで中がふわふわ、サンドイッチの食感が噛む時に伝わってくる。

最近出会えたキング級の美味しさの商品は「コメ牛」。この牛肉の仕込みと甘辛の特製タレはパンにめっちゃ合う。デカすぎて来たときに笑ってしまうくらい困ったな、となるけど食べ出したらあっという間に完食してしまう。食べたときに重くないし逆に追加で小さいサイズを頼もうかな、と思うくらい満足する。見た目はマリトッツォかなと思うくらい似てる。

チェーン店ということでどこのコメダ珈琲に行っても「ただいま!」と言いたくなるくらい、良い雰囲気を感じる。木を基調とした店内と赤いソファーの雰囲気は、不思議の国のアリスの世界にいるような気持ちになる。スタッフも、オーナーとバイト関係なく優しさが溢れてて、距離のない仲間や家族のように接してくれる。イタリア人としては重要なポイントなのでもし一人で行ったとしても、寂しい気持ちにならない。

日本に来て良かったと思う理由の一つは、コメダのようなお店に出会えたこと。ツイッターでこの話を出すとたくさんの人から同じ気持ちが出てくるので、まるで一緒にコメダに行ったような感覚になれてとても嬉しい。これからもコメダ珈琲店で楽しもうと思う。

マッシ

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