ファンタジー詩：毒と九死一生

白雪姫は
死んではおらなんだ
毒林檎を食べて
気絶する様に眠っているのだ

先日暗殺計画から逃れた先で
毒キノコを食べてしまい
九死に一生を得たが
その為毒への耐性を獲得し
林檎の毒では消化不良で
済んだのだった

迷い込んだ他国の王子よりも
一足早く姫を見つけた
イケメン男子は
幼馴染みで城の副料理長
彼は姫可愛さ故に
思わずキスしてしまい
目覚めた彼女に頬を叩かれて
むしろ喜んで愛を告白した

結ばれた２人は王子を
国へ返し悪い王妃の夜食に
毒キノコを混ぜて死なせ
暗く沈んだ城下町に再び
平和をもたらせたそうな