Photo by tae1813 自由詩:屋上のアネモネ 12 しょだまさし 2024年4月9日 18:14 『裏切られるのはこれで何度目だろうかもう何もかもに疲れた大好きなこの春花が苦のない世界へと私を導いてくれるだろう』珈琲を片手に屋上に出ると先客がいて様子がおかしい「死ぬ前に話を聞かせて」と彼女を思いとどまらせて持参したアネモネをその手に握らせてから失恋の苦を互いに共有し二人で無事下階へ降りた思いがけず人助けをして部屋に戻ると書き置きした遺書を破り捨てて私は新たに購入した白のアネモネを窓辺に飾った #花言葉 :恋の苦しみ、見捨てられた〈白色〉希望 ダウンロード copy #ショートショート #自由詩 #花言葉 #創作物語 #アネモネ 12 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート