見出し画像

第37回おうちでレガシー カバレージ Round3  Kiyoaggro(URデルバー) VS スン(赤黒リアニメイト)

5/21。普通の人にはなんの変哲もない日だが、筆者にとっては大きなメモリアルデーである。そう、この日は筆者の誕生日である。

誕生日にはいろいろと欠かせないものがある。大きなケーキだったり、誕生日プレゼントだったり、バースデーソングだったり、大きい花火だったり…まあ、いろいろ考えられるが、ここでこんなことを考えた人間がいる。

「そうだ、リアニメイト使おう」

……

…どういうことなの…?(困惑)

前の2人はまだ「花火」と「バースデーソング」だからなんとなくわかる。だが、全勝卓に勝ち進んできた「スン」が、この日のために持ち込んだのは「リアニメイト」。これは筆者に長生きしてほしいということだろうか。色々な示唆に富んではいるが、本人曰く「自分なりに大きい花火を打ち上げたい」とのことだ。

対するは、「東海デルバー王」「三河湾の守り人」「日本のデルバープレイヤーの実に120%がこの人のNoteを読んでいる」の愛称で有名な「Kiyoaggro」。いまやおうちでレガシー常連となった彼だが、今回も愛機「URデルバー」での参加である。

スンが大きな花火を上げるのか。はたまたKiyoaggroがスンを三河湾に沈めるのが先か。この勝負の行方はいかに。

■Game 1

先手はKiyoaggro。1ターン目、Kiyoaggroは《溢れかえる岸辺》から《Volcanic Island》をサーチ。《ドラゴンの怒りの媒介者》を展開し、さらにその上から《ミシュラのガラクタ》をプレイ。諜報を解決しつつ起動し、スンのライブラリーを確認してターンを渡す。スンはターンをもらうと、《汚染された三角州》から《沼》をサーチしてターンを終了する。

2ターン目、Kiyoaggroはまず《ドラゴンの怒りの媒介者》でコンバット。スンのライフを18点に。その後《不毛の大地》をセット、ターンをスンへ渡す。

スンは《血染めのぬかるみ》をセットし、Kiyoaggroへ《思考囲い》。Kiyoaggroの手札は《厚かましい借り手》《目くらまし》《紅蓮破》そして《意志の力》が2枚。かなり濃い手札だが、ひとまずは《意志の力》を捨てさせてターンをKiyoaggroへ返す。

エンドステップにKiyoaggroは《紅蓮破》を空撃ち。諜報で《秘密を掘り下げる者》を捨てて昂揚を達成する。3ターン目、Kiyoaggroはまずコンバットしてスンのライフを13点に持っていく。その後、《秘密を掘り下げる者》を展開してターンをスンへ渡す。

スンのターン。《湿地の干潟》をセットし、《血染めのぬかるみ》から《Badlands》をサーチ。《信仰無き物あさり》をプレイする。これに対しKiyoaggroは少し悩み、《厚かましい借り手》を追放して《意志の力》を唱えることで対処していく。

スンはさらに《暗黒の儀式》を追放し、《暴露》を唱える。対象はスン自身。手札は《セラの使者》《新緑の地下墓地》《死体発掘》。そのまま《セラの使者》を墓地へ捨て、次のターンに釣り上げるというゲームプランを取っていく。そのままターンエンド。

4ターン目、ライブラリートップは先ほど諜報で確認した《思案》。《秘密を掘り下げる者》が《昆虫の逸脱者》へと変身し、一気にクロックが跳ね上がる。スンのライフは6点に。更に《思案》を唱え、シャッフルしてドロー。《不毛の大地》でスンの《Badlands》を処理してターンをスンへ。

ギリギリまで追い込まれたスンだが、何とか間に合った。《新緑の地下墓地》をセット。即時起動して《沼》をサーチし、《死体発掘》をプレイ。互いに戻すカードは《秘密を掘り下げる者》と《セラの使者》。スンが指定したカードはクリーチャー。一気に状況を巻き返す。

5ターン目、一転して追い込まれたKiyoaggroだが、まだ攻め手を緩めない。まず《渦まく知識》をプレイし、《沸騰する小湖》をセット。昂揚を達成した《ドラゴンの怒りの媒介者》が《セラの使者》に激突して討ち取られるものの、《Volcanic Island》をサーチして《二股の稲妻》をスンへ撃ち込む。スンのライフは3点へ。そのままターンをスンへ渡す。

スンはターンをもらうと、《セラの使者》でKiyoaggroのライフを11点に。その後、《湿地の干潟》から《Badlands》を探すと、《信仰無き物あさり》2枚ドローし、《思考囲い》《信仰無き物あさり》を捨ててターン終了。

6ターン目、Kiyoaggroは《表現の反復》をプレイし、追放した《霧深い雨林》をセットしてターン終了。スンは《セラの使者》でKiyoaggroのライフを4点に。更に《信仰無き物あさり》をフラッシュバックし、《死体発掘》と《沼》をディスカードしてターンをKiyoaggroへ。

7ターン目、実質Kiyoaggroのラストターンだが、Kiyoaggroは《渦まく知識》をプレイ。そして、おそらく《渦まく知識》で引いてきたであろう《稲妻》をスンへプレイ。スンのライフをキッチリと詰め切った。

1ゲーム目は、最後まであきらめることなく回答を探しに行ったKiyoaggroが制することとなった。

▲あきらめないことが大事。
そう思えるようなプレイの流れを作っていくことも大事。

Kiyoaggro1ースン0

■Game 2

2ゲーム目の先手はスン…かと思いきやスンは後手を選択。先手はKiyoaggroとなった。1ターン目、Kiyoaggroは《沸騰する小湖》から《Volcanic Island》をサーチし、《ドラゴンの怒りの媒介者》を展開してターンをスンへ渡す。スンはターンをもらうとドローゴー。クリンナップで《グリセルブランド》を墓地へ送ってターンを終了。

2ターン目、Kiyoaggroは《思案》をプレイ、並べ替えてドローすると《沸騰する小湖》をセット。即時起動して《Volcanic Island》をサーチ。更に《思案》をプレイ。諜報で《秘密を掘り下げる者》を捨てながら、シャッフルしてドロー。《ドラゴンの怒りの媒介者》でコンバットしてスンのライフを19点にしてゴー。

スンのターン、《湿地の干潟》をセットし、《暗黒の儀式》を追放して《暴露》をプレイ。対象はKiyoaggro。暴かれた手札は《否定の力》《秘密を掘り下げる者》《濁浪の執政》《蒸気孔》と《不毛の大地》が2枚。

「相手に一切の妨害手段なし。当方に迎撃の用意あり」

《否定の力》を捨てたスンはそう判断した。スンは《湿地の干潟》から《沼》をサーチし、《暗黒の儀式》を唱えてマナを増やすと、2マナ払い《死体発掘》をプレイ。Kiyoaggroの盤面に《秘密を掘り下げる者》が、スンの盤面に《グリセルブランド》が着地する。

スンは早速《グリセルブランド》の能力を起動。7点ペイし7枚カードをドローする。それでも満足せず、さらに能力を起動。14点のライフと引き換えに14枚ドローをしていく。

ドロー後、スンは《水蓮の花びら》を2枚セット。1枚クラックして赤マナを供給して《信仰無き物あさり》を唱える。墓地に捨てたカードは《新緑の地下墓地》、そして《残虐の執政官》。

スンはそのまま《死体発掘》をプレイし、さっそく《残虐の執政官》を釣り上げる。Kiyoaggroは対応できず、3点ライフをペイし、手札の《濁浪の執政》を捨て、盤面の《ドラゴンの怒りの媒介者》を生贄に捧げる。更にスンは《水蓮の花びら》からマナを出し、2マナ払い《動く死体》をKiyoaggroの墓地にいる《濁浪の執政》を強奪していく。

3ターン目、Kiyoaggroは何らかの祈りを込めながらドローするが、その肝心のドローはよりによって《不毛の大地》。思わずKiyoaggroの手から手札がポロリとこぼれ落ちた。

▲ピッチカウンターを2枚持ってない方が悪い。

Kiyoaggro1ースン1

■Game 3

ラストゲームもKiyoaggroが先手。1ターン目、Kiyoaggroは《溢れかえる岸辺》から《Volcanic Island》をサーチ。

いつものクロック設置スタートか…と思いきや、ここでKiyoaggroが取り出したのは《墓掘りの檻》。1ターン目でスンのデッキを全否定しながらターンを渡していく。スンのターン。いきなりとんでもない展開になったが、ひとまず《沼》をセットしてゴー。

2ターン目、Kiyoaggroは《沸騰する小湖》をセットし、《秘密を掘り下げる者》を展開。スンは《血染めのぬかるみ》から《Badlands》をサーチし、《信仰無き物あさり》をプレイ。《残虐な執政官》《暗黒の儀式》を捨てながら対応を探しに行く。エンドステップにKiyoaggroは《沸騰する小湖》から《Volcanic Island》をサーチして《渦まく知識》をプレイ。手札を整えながら次のターンの布石を立てていく。

3ターン目、アップキープにめくれるのは、先ほど仕込んだであろう《表現の反復》。そのまま《昆虫の逸脱者》へと変身させコンバット。スンのライフは16点に。更にKiyoaggroは《思案》を唱えると、《不毛の大地》でスンの《Badlands》を対処。《損耗+摩耗》をケアしていきながらターン終了。スンはターンをもらい、《水蓮の花びら》を展開してターン終了。

4ターン目、まずコンバットしスンのライフを13点に。その後、《表現の反復》をプレイしてターンをスンへ渡す。スンは《湿地の干潟》をセットしてターンを返す。

5ターン目、Kiyoaggroはスンのライフをコンバットで10点にすると、おもむろに2マナ払い、墓地の《渦まく知識》《思案》《表現の反復》《不毛の大地》《沸騰する小湖》を追放。6/6の《濁浪の執政》をお見舞いしていく。

スンはターンをもらう前に《納墓》で《グリセルブランド》を墓地に送り込む。そしてターンをもらうが、ドローゴーにとどまってしまう。

6ターン目、身動きの取れないスンに対し、容赦なくKiyoaggroのクロックが突き刺さる。残りライフを1点にまで削り、さらにダメ押しと言わんばかりに《ドラゴンの怒りの媒介者》も展開してターンをスンへ渡す。

そしてスンのターン。何とかあの《墓掘りの檻》を処理出来れば…デカい花火が上がるんだ…!俺がおうちに花を咲かせるんだ…!

最後の希望を込めて、スンはカードを引いていった…






現実は非情である。ドロー後、スンは投了。三河湾へと沈んでいった。

▲墓地対策1枚でジ・エンド。
墓地利用をするデッキの定めではある。合掌。

Kiyoaggro2ースン1

■対戦動画

■デッキリスト

この記事が参加している募集

#イベントレポ

26,376件

よかったらサポートして頂けると幸いです。MTGアリーナの活動などに充てたいと思います。