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第26回おうちでレガシー カバレージ Round2 ンドゥバ(4Cカスケード) VS 烏丸マキ(感染)

レガシー。そこは黎明期から現代MTGに至るまで、様々なカードを使うことができる桃源郷である。そのため、組まれるデッキの数も非常に多く、非常にユニークなデッキが現れることがある。

今回二回戦のフィーチャーマッチに上がってきた二人のデッキも、非常にユニークなものだ。まず紹介するのは今回おうちでレガシー初参戦の「ンドゥバ」。使用するデッキは「4Cカスケード」。便宜上この名前で呼んでいるが、要は早期に《頂点壊滅獣》を叩きつけ、そのまま他の続唱持ちのクリーチャーを一気に展開。盤面を崩壊させるといったデッキである。

対する「烏丸マキ」も今回おうちでレガシー初参戦。使用デッキは「感染」。ブロックできないクリーチャーを強化し、それをバックアップして勝つ。古来に存在した「グランビル」というデッキ、その系譜の終着点にいるとされるのがこのデッキである。

互いにユニークなデッキとは言え、勝負が決まる速度は一瞬。この果てに勝利をつかむのはどちらだろうか。

■Game 1

ンドゥバがワンマリガンしゲームスタート。先手は烏丸マキ。1ターン目、烏丸は《Tropical Island》から《思案》。並べ替えてドロー。対するンドゥバは《霧深い雨林》から《島》をセット。そのままターンを烏丸へ。

2ターン目、烏丸は自己紹介と言わんばかりに《墨蛾の生息地》をセット。一見ただの1/1感染飛行になる土地だが、これを使ってくるということはそんな生ぬるいことはしないのが感染流。一気に緊張が走る。ンドゥバはターンをもらい、《森》をセットしてゴー。

3ターン目、烏丸は《樹木茂る山麓》から《Tropical Island》をサーチ、そこからマナを払い《墨蛾の生息地》を起動。ンドゥバに殴り掛かり毒カウンター1。対するンドゥバは《森》をセット。静かにターンを返す。

4ターン目、ここまでくると《忍耐》も見え始めるのだが、烏丸はお構いなしに攻め立てる。《ペンデルヘイヴン》をセットし、そこから《墨蛾の生息地》を起動。更に相手に4点ライフを与えることでノーコストで《激励》をキャスト。加えて《狂暴化》を《墨蛾の生息地》にキャスト。10/6トランプル飛行感染がノーガードのンドゥバを急襲。一気に勝負が決した。

ンドゥバ0ー烏丸マキ1

■Game 2

再度ンドゥバがワンマリガンし、ンドゥバ先手でゲームスタート。1ターン目、ンドゥバは《森》から《花の絨毯》を設置。とにかくマナが欲しいンドゥバにとって、相手の《Tropical Island》からマナを徴収していきたいところ。

対する烏丸は、それを見越したうえで《新緑の地下墓所》から《森》をサーチして《貴族の教主》。「お前にうちのマナはやらん」という声が聞こえてきそうではある。

2ターン目、ンドゥバは《樹木茂る山麓》をセットしてターンを渡す。烏丸は《吹きさらしの荒野》をセットし、《森》と《貴族の教主》から《荒廃の工作員》をキャスト。

3ターン目、盤面にアンブロッカブルな感染持ち。流石に先のゲーム展開が頭をよぎったのか、ンドゥバは赤いカード(※)を追放し《激情》を想起コストでキャスト。対象に取るのは《貴族の教主》と《荒廃の工作員》。しかし、烏丸はこれに対しピッチコストでンドゥバに4点ライフを与えて《激励》。《激情》のダメージをやり過ごす。

烏丸のターン。《Tropical Island》をセットし《渦まく知識》。少し悩んでいるが、これはどう攻めるべきかを考えているのか、それとも「相手のデッキは一体なんなのか」と思っているのか。長考の末、2枚手札に戻しながら《荒廃の工作員》でパンチ。ひとまず毒カウンターを1個与えてゴー。

4ターン目、ンドゥバは《樹木茂る山麓》を起動し《山》をサーチ、さらに《島》をセット、《島》と《森》、および《花の絨毯》から得たマナを使い《断片無き工作員》をプレイ。続唱でめくれたのは2枚目の《花の絨毯》。ターンを烏丸に渡す。

烏丸のターン、《吹きさらしの荒野》から2枚目の《Tropical Island》をセット、まずは《荒廃の工作員》で殴りつけて毒カウンターを2へ。その後、《Tropical Island》と《森》から2体目の《荒廃の工作員》を展開してターンをンドゥバに返す。

5ターン目、ンドゥバは《花の絨毯》から青白2マナずつ生成し、3マナ使って《時を解す者、テフェリー》をキャストするものの、これは烏丸が《目くらまし》を追放し《意志の力》で打ち消し。その後、余った白マナと土地をフルタップし、唱えるのは《血編み髪のエルフ》。続唱でめくれるのは《血染めの月》。双方唱え、《断片無き工作員》で攻撃し烏丸にターンを返す。

烏丸のターン。《血染めの月》で2枚の《Tropical Island》が《山》になったものの、一枚だけ基本地形の《森》が残っていたことが幸いした。2体の《荒廃の工作員》で殴りつつ、ピッチで《激励》を唱え、強化した《荒廃の工作員》に対し《森》から《狂暴化》。致死量の毒がンドゥバに注入され、ゲームは幕を閉じた。

ンドゥバ0ー烏丸マキ2

■実況動画

■デッキリスト

※お断り※
2ゲーム目、《激情》で追放されたカードは、実況席の方から確認できず、このような表現となっております。ご了承ください。

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