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【詩】波打ち際の戦争

水の兵隊と砂の兵隊が
波打ち際で戦争を繰り返す。
喚声を上げながら
一気に侵攻する水の兵隊と、
そうはさせじと身を捨てて
これを押し返す砂の兵隊が、
太陽を味方につけ
風を味方につけ
お互いに一歩も譲ろうとしない。
くる日もくる日も
飽きもせずに
この戦争は続いている。

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