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【詩】生死の呼吸

何かことが終わる時は
小説の最終章のような
自分勝手な括りはなくて
ドラマの最終回のような
仰々しい予告もなくて
実にあっさりと自然に
終わっていくものだ。

ぼくが病院を好まないのは
勝手な括りを示してみたり
最終回の予告をしてみたり
迷惑至極な存在だからだ。
この世あの世を意識せず
あっさりゆったり気持ちよく
生死の呼吸をぼくはしたい。

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