一人暮らし記　6/1

土曜日。休日出勤。小一時間で終わる仕事を、どうしても今日やらなくてはいけないためわたし一人で休日出勤となった。出勤のあとのことを書いていたら気分がよくなかったので消して、日記に残すのはやめる。思ったよりも早く終わったのはよかった。
帰り道、平日の朝夜には開いてないお店が開いていたりしてなんか楽しく散歩している気分になってきた。激安の八百屋さんに立ち寄る。土曜に来るのは初めてだったが、レジのお姉さんがいつもの人と違う以外はいつもと同じ。大根（1本40円）とレタス（1玉90円）を購入。この八百屋さんの好きポイント、店内のBGMがいつも平成のJPOPなところ。SMAPのがんばりましょうがよくかかっている。八百屋さんを出て歩いていたら、ヤンキーぽい見た目のお兄ちゃんが小走りで道の先にいるお姉さんに話しかけていて、コンビニスイーツを手渡していた。お姉さんはやや戸惑いつつお礼を言って、またすぐに一人で歩き出した。この少し前の二人に何があったんだ、気になる。

家につくのとほぼ同時に正午のチャイムが鳴った。よし、と心のなかで腕まくりをして、鍵がかかったままの自転車を運びだす。自転車の鍵は結局見つからず、徒歩10分ほどの自転車屋さんへ持っていくことになった。後輪を持ち上げて、休み休み歩いた。昨日の夜にあらかじめ電話をしていたので、おじさんは「ああ、あなたの自転車だったの」とちゃちゃっと鍵の交換をしてくれた。「鍵なくすの早いな」「こないだもおんなじような人が来たよ」と話してくれて、笑ってくれる人がいてよかったと思った。おじさんに見送られ自転車を漕ぎ出すと、自転車を漕げることの喜びと一緒に、あらゆる問題・悩みがすべてきれいに解決したような爽やかな気持ちがぶわっと湧いてきた。
無事に帰宅して、お昼ごはんにきのこのクリームパスタを作って食べた。仕事をして、ふだんしないような運動もして、心地よい疲れがある。ベッドですみちゃんとごろごろしているうちに昼寝した。

ひらいめぐみさんの「転職ばっかりうまくなる」を読んだ。こうやって才能がある人でも、才能を発揮できる場所にたどり着くまでに時間がかかることがあるんだなあというのが一番感じたことかな。その場所にたどり着かずに終わってしまう人もいるんだろう。辞めたいと思ったときが辞めどき、という文章に勇気をもらった。晩ごはんは冷凍していたうなぎ。付属しているうなぎのタレってメーカーごとにかなり味が違っておもしろい。今回のやつはかなり甘めで、みたらし団子みたいだった。でもおいしかった。
TVerでかりそめ天国を見ながらストレッチと運動をする。最近また暴飲暴食をしてしまっているのでまずいなという気持ちが常にある。この先痩せられることはあるのか。

うなぎ、もずくスープ、キャロットラペ、ほうれん草のクリームチーズ和え、大根の浅漬