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思い込み 6/20-6/24

6/20
月曜日。しばらくnoteを開いてすらいなかった。金曜日まで怒涛で駆け抜け、週末は友だちと旅行へ行った。結論から言うとあまり楽しく過ごせず、友だちに申し訳なかったし悲しかった。どうしてそうなったのかよくわからない。思えば土曜の朝、友だちと電車内で待ち合わせて座ったときからおかしかった。友だちはボディタッチが多い人で、あまり気にしたことがなかったのにしきりに肩や腕を触られるたびなぜかウワっという気分になった。結局友だちと少し気まずくなったまま旅は終わり、その後連絡しようか迷ったけどできていない。わたしの精神に余裕がなさすぎて、リフレッシュのための旅行だったのにうまく切り替えができなかったのが要因かなと思う。とにかく仕事が落ち着かないとずっとこのままな気がする。

6/21
火曜日。友だちとの旅行のことをずっと考えてしまう。猫たちがフローリングにぺたんと寝そべる季節がきた。家を出ようとしたら猫(おにぎり)がフローリングより更にすずしいと思われる玄関に寝そべっており、しかもわたしの靴をまくら代わりにしていた。かわいくて思わず写真を撮った。ぺちゃんこにされた靴を履いて出勤。
仕事、いつにもまして慌ただしい。パートさんにたくさん助けてもらう。唯一苦手な先輩の仕事に対して思うことがあり、しかしそれを上司と共有でき少しモヤモヤが収まる。帰り、小雨が降っていたのと疲れていたので普段乗らないバスに乗ってみたら停留所を全く把握しておらず、結局歩く羽目になったしなんならいつもより時間がかかった。なにやってんだろな〜。スーパーに寄って帰宅。母も疲れている。簡易な海鮮丼とお吸い物で晩ごはん。母がなにかで買った大量の冷凍ウニ(おいしくない)をやっと食べきった。ウニはとても好きだけど、値段の安いもの特有の苦味?エグみ?はかなり苦手で、母も同じ気持ちだと思っていたのにこのウニはまあまあおいしいと食べていた。他人の気持ちを理解しているという思い込み。9時半ごろ急激な眠気がきて顔も洗わず寝落ち。

6/22
水曜日。早く寝たのでいつもより少しだけ早く目が覚める。起きた瞬間から仕事のことが頭に浮かぶ。ベッドの上で仕事のことを考える行為、なんてヘルシーじゃないんだろうと思うけど脳みそは止められない。つばきファクトリー「アイドル天職音頭」のMVを最近よく通勤中に見ている。歌詞を聞きながら、そういえば最近のわたしは幸せや不幸について考えていないなあと思う。
帰宅して家族とオリーブの丘へ。オリーブの丘は初めて。サイゼリヤとどうしても比較してしまうけど思ったより価格が安く、それでいてメニューが豊富でへ〜やるじゃん、という誰様目線でおいしくパスタなどを食べた。なんとなくオリーブの丘をオリ丘と略すのが楽しくなって何回も口に出した。

6/23
木曜日。初めての在宅勤務。顔も洗わず、パジャマは上だけTシャツに着替えた。始業の10分前くらいに準備し、貸し出された端末で無事に業務開始。といっても会社の在宅勤務は本当に「とりあえず時代の流れに形だけ乗りました!」といった具合で、普段やっている仕事は一切できず研修動画をひたすら見るだけ。Excelなどで資料を作っても在宅勤務用端末から職場の端末への転送は禁止なので実質不可。業務が逼迫しているので正直やりたくないけど仕方ない。事前に選んだ動画を見て、たまに止めながらノートをとる。居間でやっていたら案の定猫(おにぎり)が机に乗ってきたけど意外に邪魔されず、パソコンの隣にどしんと寝そべっている。
適当に一時間休憩をとり、動画を見る集中力が切れてきたので提出しなくてはいけない資料を作りはじめる。Wordで作れたら楽なのに無理なので紙に書いておき、出社したらこれをWordに打ち直さなくてはいけない。な〜にやってんだろという気持ちになるけどとりあえず数時間それで潰す。3時過ぎに姪っ子と姉が来て、その頃にはやることがなくなってしまい集中力もなくなってしまった。特に見張られているわけでもないのでサボってもいいのだけど、そこはわたしの真面目な部分が許せず追加で動画を見る。とはいえかなり適当に(姪っ子と手遊びなどしつつ)見た。終了の連絡をしようとスマホを見ると職場から電話が来ていてドッと不安が押し寄せる。電話は所長からで、濃厚接触者が発生したという連絡。正直明日の朝言ってくれ〜と思ってしまう。明日からの不安で脳みそがパンパンになってしまった。わたしが不安になってもどうしようもないのに。
切り替えよう、と晩ごはんのあと「アプカミ!」を見たり風来のシレンをやったりしてみたけど、結論だけ言うと無理だった。

6/24
いつもより少し早めに起きる。今日は出勤後すぐに職場を出て研修へ参加しなくてはいけない。所謂オフィスカジュアルのような服装にするが、なにぶん普段着ないので本当にこれでいいのか心配になる。職場にいられるのが一時間ほどなので、そこで昨日と今日の引き継ぎをしなくてはいけない。かなりはちゃめちゃになるだろうと予想はしていたけど予想以上のはちゃめちゃで泣きたくなった。研修終了後は直帰の予定だったけど職場のはちゃめちゃ具合によっては戻ってこいと言われる可能性が出たのが一番堪えた。脳みそが完全にパンクしており、壊れたモーターのように変な回転をしているなと感じるけど止められない。誰か止めてくれ…。
研修が始まるその瞬間まで緊張と不安でゲボが出そうだった。仕事のことで頭がいっぱいで忘れていたけどそういえばわたしはこういう行事?もめちゃめちゃ苦手なんだった。偉い人の中に一人めちゃめちゃ陽気な女性がいて(林家パー子をマイルドにした感じ)、その人の話から研修がスタートしたので大分リラックスできて助かった。偉い人たちの言う仕事に対する格言めいたものがやけに自分に響いたりして、自分は今かなり仕事で煮詰まっているんだなと実感させられる。研修本編になるとわたしはサポートのような役回りだったのでかなり気楽にできた。他の職場から来た新卒の子と話していたら仕事がつらくて毎日泣いてるんです、と泣き始めてしまいこっちも泣きそうになった。励ましてあげられるのが一番いいだろうけどわたしも泣きたいところだったのでわかるよ〜〜とヨシヨシした。研修が終わると陽気な偉い人が「ちょっと!戻らなきゃいけないかもなんだって?!」とわざわざ所長に電話をしてくれて、直帰を許された。いつもよりかなり早い時間での退勤。しかも金曜日。緊張も解けて、ここ最近で一番解放感に満ちた気持ちになった。研修場所で働いている先輩と晩ごはんを食べる約束があるのでそれまでカフェで時間を潰した。ほぼ来ない街なので意外と大学生が多いことを初めて知る。外が暑すぎるのでカフェではアイスを食べてひんやりした。定時より早めに終わったことに少しの罪悪感があり、ちょっとだけ仕事をしたりしていたら6時になったので研修場所へとことこ戻る。先輩と集合して調べていたお店へ。いい感じのお店で、お通しのパンが美味しい(バターが燻製されていた)とか職場の愚痴をお互い言いながら飲んでいたら、小一時間くらいしたところで離れた席から会社の専門用語が聞こえてきて先輩と二人で固まる。先輩の隣の部署の人たちがずっといたらしく、なにかまずいことを喋らなかったか聞かれなかったか二人で必死に思い出そうとしたけど思い出せなかったし時既に遅しだし。そこから小一時間ほどはひそやかにお酒を飲んだ。先輩はもう帰りたいだろうかと思っていたらカフェに誘ってくれたので喜びついていく。いつも話を聞いてもらってばかりになってしまう。十時くらいに解散。適当に電車に乗ったら逆方向で、なんかすごく帰るのに時間がかかった。酔いのせいなのかもしれない。長い一日だったけど、ここ数か月生活してきた中での転機になってほしいと思うような心安らかな夜だった。

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