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【ゴールデンウィーク特別企画】ウズベキスタン体験記①エピローグ・ウズベキスタン初上陸

今日からゴールデンウィーク企画ということで、2008年8月と2009年9月にウズベキスタンに滞在した時のことを綴ろうと思います。忘れている部分も多いので、編年体ではなく、エピソードを取り上げる形で書いていきます。

始めて私がウズベキスタンに行ったのはトルコに留学していた時のことでした。留学と言っても、私が学生の時は交換留学のシステムがなかったので、自分で語学学校に行くのが一般的で、イスタンブールにあるアンカラ大学付属のTÖMERという語学学校に通っていました。当時は3か月に一回出国すれば観光ビザで滞在できたので、3か月に一度海外に行こうと決めており、近隣の国などに出国していました。そのうちの一回として友人のいるウズベキスタンへ行きました。

ウズベキスタンのタシケントを拠点にベタにブハラ、サマルカンドを回りました。約一か月の滞在で、友人の家に泊めてもらいました。今思えば、半分くらいは旅行に出ていたとはいえ、なかなか長く泊めてもらったと思います(迷惑を掛けました)。一番迷惑をかけたのが、滞在登録です。ホテル以外に泊まるときは外国人は滞在登録を行わなければならないのですが、本当に大変でした(ウズベキスタンの洗礼を受けました)。友人は大学へ行っていましたので、友人のお母さんと一緒に滞在登録をしに行きましたが、本当に一日がかりの仕事でした。細かいところで何が行われたのかは知りませんが、おそらく手間賃を支払ってくれたのでしょう。(今では大分改善されているのかもしれませんが、当時はそれがなければ始まらないといったかんじでした。)

トルコでしばらく学校に通ったこともあり、それまでよりもトルコ語のレベルが上がっていたので、ウズベク語でも知っている単語の数が増えていました。(今はトルクメン語を学んだので、聞いたり読んだりする方に関してはさらにウズベク語を理解できるようになりました。)ロシア語よりもやはりウズベク語に関心があったので、ウズベク語(らしきもの)でコミュニケーションを図ろうとしました。しかし皆私(外国人)を見るなりロシア語で話しかけてきます。「せめてウズベク語で言うてくれ」と心の中で思いました。

トルコから行ったので特にトルコ人と比べてしまったのですが、ウズベク人はトルコ人ほどはテンションが高くなく、一応初対面の人には垣根のあるけどもちょっとシャイなだけで本当は話したいかわいいやつらなのです(個人的見解すぎる)。私はその時トルコにどっぷり染まっていたので、あいさつにはキスをし、友人とは肩を組んで歩き、常にグループで行動するという生活に慣れていたので、少しさびしさを覚えましたが、普通の状態?で行けばなじみやすいかもしれません。

ウズベキスタンでトルコ語を学んでいると私がいうと、皆言うことは一緒でした。当時流行していたトルコのドラマkurtlar vadisi「オオカミの谷」の話か、ウズベキスタンにもトルコ語を話す人たちがいるよといってホラズムの人たちの話をするのです。実際にはホラズムの人々の言語はトルクメン語の方が近いはずですが、ウズベクの人たちは大雑把なイメージとしてトルコ語と似ているという印象があるようです。

【オマケ】公園にいたフェリードゥーン王(フィルドゥシーのシャー・ナーメより)

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【オマケ2】何時間もかかってクレジットカードから現金を引き落としたNational Bank of Uzbekistan(今はそんなことないのだろうな。)

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(明日につづく)