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性格を洞察するための道具としての占星術

アラン・レオは、臨床心理学にも古典的な学問にも通じていなかった。レオは、ラファエルのもの以外、占星術の著作を研究せず、もっぱら神智学協会の教科書「ベールを取ったイシス」と「シークレット・ドクトリン」から、霊的な知識を得た。

アラン・レオのコスモロジー的および宗教的認識は次のようなものである。

「生命を与える原理は我々の内にも外にもあり、”太陽”の”光線”を通じて”至高の知性”からやってくると、私は信じている・・・人間の魂は不死で永遠に続くと信じ、各人の魂や心はそれぞれ、満ち欠けする月によって・・・”影響力”をもつ”惑星層”との関係によっても・・・象徴されると確信している。人は誰でも、影響力をもつ惑星層から意志の力を得て、それを利用あるいは悪用し、それによって不吉な動きを乗り越え、自分の獣性を制御する。だから、そのため占星術は”性格こそが運命”だということを教えてくれる。
(以上、リズ・グリーン、「占星術とユング心理学」から)

毎朝、テレビや新聞に見る太陽星座占いの源流は、ここにあるんだね。

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