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春の青空学級。|2020/03/26

このニュースを読んだのが、仕事帰りの横須賀線。
同時に、狭い飲食店内で子ども預かってYoutubeとNetflixなら見せられるよ!っていう知人のSNS投稿を見かけた。
自分にもできることないかなって考えて思いついたのが、青空学級。

朝起きる。身支度をして9:30にビーチに行く。目一杯遊んで、お昼を食べる。また少し遊んで13:00に解散。お昼は弁当か500円を持参。

シンプルだけど、ジュニアチームのメンバー向けに毎日開催できれば学校の替わりとまではいかないにせよ少しは役立つかな。
それ以前に大前提として、子どもの居場所をつくってあげないとって強烈な感情に突き動かされ。人生の時間はこういう熱狂できることにだけ使いたい。
仕事は全部、午後に予定変更。本当に必要なアポイントなのか見直す機会にもなる。

本当に開催していいものか?感染しない保証は?こればっかりは答えが出ないし、コントロールできないことなので、家庭での体調確認と集合解散時に必ず子どもたちにチェックすること、昼ごはん前の手洗いでカバー。

ということで、迎えた初日。想定をはるかに上回る30人程度の子どもたち。
新たな課題が浮上。参加する子どもに対して、スタッフが十分でない。5人ほどで対応できると思っていたが、そんな規模は遥かに超えて来そうだ。
社会人は平日仕事しているし、在宅とは言え出てこれない人が多い。
学生は、バイトしないと生活が立ち行かなくなる子が多い。

ならば、現場にスタッフとして参加できないメンバーにもこのプロジェクトに懸ける想いを金銭支援という形で届けてもらえないものか。普段はボランティアが当たり前の活動に、給料とまではいかないにせよ、キチンと対価を払ってあげられないものか。

現場参加できないメンバーには想いを届けてもらい、その想いを受け取った学生は現場にコミットする。もっと言うと予定の優先度を上げて、このプロジェクトをつくりあげる中心メンバーとなってもらう。

こうして、クラブ一丸となって青空学級を成功させるぞ!って仕組みだけつくって、学生たちへの火つけは中心メンバーに任せたのであとは毎日を、みんなでともに走りきることのみ。

結果、毎日30人の子どもに10人以上のスタッフ。
3/3〜3/26の平日に全13回。無事、完遂。

キラキラ走り回る子どもたちから元気とパワーをもらっていた毎日が終わってしまった寂しさと、大きな達成感と。
青空学級を終えたいま、人生をひとくくりで捉える思考がより強まった。家族も仕事もライフガードも、槇仁彦の人生そのもので切り離して考えることはできない。
だから、身近な人たちの幸せ、強烈にやりたいって思えることに熱狂して、明日からも過ごしていきたい。

人生で何を残すか、誰に残すか。
鎌倉ライフガードにとって意義深い、大きな転換点になるであろうプロジェクトへのプロセスを残すことも、ぼくのエンディングノート。

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