公募型写真展「病からの伝言」|2022/03/10
昨年秋、Instagramで突然届いたメッセージ。
送り主は「病からの伝言~光と闇の狭間写真展~」と題したアカウント。
”病をきっかけに感じた世界、想いを写真一枚と150字で届けて欲しい。”
脳腫瘍の経験を語る上で「誰かの何かのきっかけに」を、キーワードにしている僕にとって、こうして他の誰かのきっかけづくりをしている人に出会えることはとてもラッキーだなあと感じて、出展を即決。
聞けば、今後は全国各地で開催をしていきたいとのこと。その記念すべき第一回に、一出展者ながら携われるなんて幸せなこと。
姫路での開催だったので残念ながら現地には行けなかったものの、僕と同じくグリオブラストーマと共存している仲間にも呼びかけ、それぞれ出展。
写真展終了後に届いたフォトブックに掲載されていたのは約40名。
表題の通り、前向きに捉えている人もいればまだまだ受け止めきれない人もいる。気持ちの良い日もあれば、下がってる日もある。病の在り方、受け止め方、共存の仕方は人それぞれでいいんだ。まさにそんな世界が表現されていた。
この度、縁あって第二回の開催地が鎌倉に決定。
東京・神奈川での開催相談をいただいてから、鎌倉で開催できたら思い入れの大きいものになるなあとぼんやり思っていたら現実に。
主催の中川まりさんを応援したいと思えた理由は主にふたつ。
ひとつは前述したとおり、他の誰かのきっかけづくりをしていること。病の捉え方を彼女の表現で「光でも闇でもいい」とありのままに表現する機会は、多くの人にとって有意義だと思う。
もうひとつの理由はあまりポジティブには聞こえないかもしれないけど、彼女があまり自信なさそうに僕に企画の説明をしていたこと。
第一回に出展するにあたってはひとつめの理由だけで十分。さらに突っ込んで全力で協力させて!と申出たのは彼女が今後、自信と確信をもってこの企画を全国に拡げていくきっかけづくりに貢献したいと思ったことに尽きる。
今週末は、主催メンバーが姫路から鎌倉へ。
告知は既に動き出しているものの、中川さん以外のコアメンバーと直接顔を合わせるのは初。
また、新たな何かが生まれる予感がしてとてもワクワク。何食べようかな、、、これもめちゃくちゃ大事である。
5月13-15日、是非鎌倉へお越しくださいませ。
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