空想植物図鑑　123

◯あいさつ

　みなさん、おはようございます。
　ちゃーりー(標準体型)です。
　いつも空想日和と、日々を過ごしております。

　それでは、今回の空想植物となります。

　虫を捕らえて養分にする植物は、その性質から食虫植物と呼ばれている。
　ならば、虫を捕らえることに重きを置かない食虫植物は、なんと呼ばれるだろうか。

　この植物には、虫を誘う蜜に覆われた長い魅惑毛と、虫を捕える為の短い捕食毛がある。
　魅惑毛に誘われた虫を捕食毛で絡め取り、養分に変える。しかし、奇妙なことに、捕らわれた虫の全てが養分に変えられる訳ではないようだ。
　捕食毛に捕らえられても、小型の虫(地元民はミウマ:顎を持つ虫と呼ぶ)や羽虫の一部、大型甲虫の一部は捕食毛から解放され、放り捨てられる。

　おそらく、この植物は食性に好みがあるのだ。(個体差はあるが、少なくとも2種以上の虫を選んで捨てている)

　また、神話にはこの植物に似た性質を持つ怪物(長い髪を自由自在に操る、魅惑的な半植物半人。肉体的に未熟な人間を選んで食い、成熟した人間は苗床にして種を残す怪物)が登場している。

◯おわりに

　
　空想植物図鑑シリーズの楽しみ方については、7月6日の「空想植物図鑑」記事の中で紹介しております。
　以下のURLから過去の記事が閲覧できます。
(8月24日　一部修正　追記)

https://note.com/maskedno7/n/na05146844f41

　みなさんがほんのちょっぴりと空想を楽しむ時間を提供できたら、これ以上の喜びはありません。