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空想植物図鑑 88

◯あいさつ

 みなさん、おはようございます。
 ちゃーりー(標準体型)です。
 noteユーザーのみなさんからいただいた良い刺激を、ほんの少しでもお返しできたら良いなぁ。と、思いつつ。

 今日の空想植物となります。


 確認されている植物の中で、「石質分化」と呼ばれる方法で種を残す植物達は「生物界の奇行種」とされている。
 この植物達は、種子を石の様に固い皮膜や皮脂で覆っている。
 彼らがわざわざ種子を固い皮膜などで覆うのは、おそらく「超長距離移動を可能にする為」「超長期間休眠(67000年前に建造されたと推測されている古代文明跡からは、発芽した石質分化植物が多く見つかっている)を可能にする為」など、考えられているが、実際の所、それが必ずしも種の生存率を高めている訳ではない。
 つまり、これらの植物は「種の生存を前提に考えると、なんでこんな方法で種を残そうとするのか理解できない」と思われている。
 
 スケッチは石質分化をする植物の一種である。
 海岸沿いの削られた岩肌など、沿岸地域に見られる。この植物の種子は、種子の周りを飴状の組織液で覆い固めている。
 実際に、この植物の種子を覆う飴状の組織液は食用可能であり、美味。旅人の間では「海岸沿いを歩くなら海よりも崖を見よ」と言われるほどである。
 しかし、種子には強い毒が含まれているので、噛み砕いてはいけない。
 突然死や不審死に倒れた人の体内からは、夥しい量の毒と噛み砕かれたこの植物の種子が1つ2つ見つかっている。

◯おわりに

 空想植物図鑑シリーズの楽しみ方については、7月6日の「空想植物図鑑」記事の中で紹介しております。
 以下のURLから過去の記事が閲覧できます。
(8月24日 一部修正 追記)

https://note.com/maskedno7/n/na05146844f41

 みなさんがほんのちょっぴりと空想を楽しむ時間を提供できたら、これ以上の喜びはありません。

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