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空想植物図鑑 96

◯あいさつ

 みなさん、おはようございます。
 ちゃーりー(標準体型)です。
 気圧の影響でしょうか、頭が重たい感じがします。耳栓すると楽になるのですが、秋の虫が鳴いている声まで聞こえづらくなってしまうのが少し寂しい今日この頃。

 それでは、今日の空想植物となります。


 湖に群生する植物の1つである。
 花の咲く季節が訪れると、誘蛾泡と呼ばれる鮮やかな色と香りを持つ部位が膨らむ。
 誘蛾泡は花粉を運ぶ虫を集める役割を果たしていると思われるが、虫の中には誘蛾泡に触れると湖に落下するものも見られる。湖に落下する虫は多様であり、先日は平然と蜜を採取していた虫が、翌日には湖の上に落下する様子も確認されている。
 誘蛾泡の役割は憶測が飛び交うばかりで、未だ解明されていない。
 人間の身体はこの植物の組織、特に誘蛾泡に触れると、漏れなく「重篤な皮膚疾患」に悩まされる。

 湖の魚には、地元民が「剣持」と呼ぶ魚がいる。剣持は成魚で全長約4〜7mほど。屈指の大型魚で、尾鰭が美しい剣に見えることからそのように呼ばれている。
 剣持は、この植物が群生する一帯を縄張りにしており、攻撃的な性格。
 漁師の舟が、跳ねた剣持の尾鰭で両断(転覆)されることも多い。
 漁師曰く「剣持に舟をひっくり返されたら一人前」だそうな。


◯おわりに

 
 空想植物図鑑シリーズの楽しみ方については、7月6日の「空想植物図鑑」記事の中で紹介しております。
 以下のURLから過去の記事が閲覧できます。
(8月24日 一部修正 追記)

https://note.com/maskedno7/n/na05146844f41

 みなさんがほんのちょっぴりと空想を楽しむ時間を提供できたら、これ以上の喜びはありません。

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