⑦ プロミュージシャンを目指す人には必ず読んで欲しい(コード進行で悩む前にやるべきこと)


音楽家のmasixです。

前回は作曲ソフトであるDAW選びについてお話ししました。


今回は作曲について少しお話しします。




まず作曲の定義の確認ですが、メロディが作れたらそれが作曲です。



コードをつけたりリズムをつけたりすることは、細かくいえばそれはアレンジ(編曲)ということになります。



今回はその両方を含めて作曲のお話し、という事にして進めさせてください。



作曲していくと色々な問題にぶつかりますので、その問題を個人的な意見ではありますが多少なり解決していきたいと思います。



まず一つは


音楽理論は勉強すべきか、しなくても感覚だけでいけるのか


と言う問題があります。



結論から言うと、音楽理論は持っておいた方が良いです。



100%学ぶのは無理ですが、少しでも良いので触れておいた方が必ず役に立つでしょう。
(これに関してはまた記事を書きます)




そしてもう一つ、


コード先行かメロディ先行か、どちらが良いのか


議論も良く話に上がります。



これに関してはメロディ先行の方が良い楽曲になる可能性が高いです。
良いメロディが浮かんだら後からコードをつけるという方法です。



しかしたくさん曲を生み出さなければいけない立場ならコード先行の方が生み出しやすいでしょう。

楽器でコードを弾きながらメロディをつけていく作業です。
たくさんコードを弾いていくことがメロディを浮かび上がらせるヒントにもなります。




そして最後に、その中でも何曲も作っていると

コード進行が似通ってしまう問題


もありますね。



これに関しては似通っていても気にしない事が大事です。



ポピュラーミュージックシーンでの話にはなりますが、かなり限られたコード進行の中で成り立っています。


しかし予定調和のコード進行では面白味がないということもありますが、それよりも



音の積み方


の方が重要になってきます。


ボイシング(音の並び順)をいかに上手く操るかというところです。


これは一つの楽器だけの話ではないです。



トータルしてどのような和音を積んだか、というところです。




例えばボーカル、ギター、ベース、ピアノがあるとします。


Cというコードを演奏するなら


ベースはド


ギターがドミソ


ピアノもドミソ




これは間違いではないですが、これだと単純過ぎてしまいます。



例えばボイシングを変えるとして、



ベースはド(ルート音)これはそのままにします。


ギターは、ベースがすでに低いドを担っているのでドは弾かずにミとソ


ピアノは↑ミ↑ソ↑↑ド(ギターより高い帯域)
またはピアノではなく2本目のギターでも良いです。




そうすることによって広い帯域でCというコードが鳴るようになるでしょう。



絶対被ってはいけないというわけではないですが、被りがないように散らすイメージです。



これはごく簡単な一例ですが、このように楽器ごとに帯域を分けて、全体でCというコードをどう広く作るかを考える方が重要になってきます。



場合によってはこれに9度(レ)、11度(ファ)、13度(ラ)といったテンションノートを足しても良いでしょう。


アボイドノート(避けるべき音)に気をつけつつ、ボイシングを様々に変えることでコード進行が同じでも違う雰囲気を出すことが出来ます。



もちろんダイアトニックコードから外れたコードを使ったり、代理コード、裏コード、ブラックアダーコードなどを使用したい気持ちも分かりますが、まずはシンプルなコード進行でも様々なボイシングで違う雰囲気を作り出してみてください。



そこからスパイスが欲しい部分だけに奇抜なコードなどを使用するようにしましょう。



多用するとバランスが崩れてしまいます。



まずはしっかりシンプルなコード進行でも、メロディ、ハーモニー、そして音の積み方を改めて試行錯誤してみてください。



スパイスの出し方等は、転調や部分転調、代理コードなどありますが、それはまた今後このnoteで書いて行きたいと思っていますのでフォローやいいね、の方、どうぞよろしくお願い致します。

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