⑥プロミュージシャンを目指す人には必ず読んで欲しい(作曲するにはまずDAW選びから)
今回はDTMに関してのお話をします。
今や作曲をする人の中でDTMは当たり前の存在になりました。
昔はマルチトラックレコーダーやYAMAHAのQYシリーズの様なシーケンサーを使って作曲していた人も多いと思います。
今は全てDTMにて完結できる時代になりました。
バンドのデモ曲や、提出用のデモテープを作るにもDTMは重宝します。
もちろん楽器の練習や、作曲の練習のためのコピーやカバー、歌ってみたやボカロ系の楽曲を作るなどにも活用できます。
その中でも選ぶのが難しいと言われているのがDAW(Digital Audio Workstation)です。
ディーエーダブリューやダウと呼ばれています。
いわゆる音楽制作ソフトです。
そこでDAW選びに迷っている、乗り換えたい、と感じている方に簡易的ではありますが
私なりの所感で各DAWソフトのメリット、デメリットをお伝え出来ればと思います。
今回は代表的なDAWソフトをピックアップしています。(もちろんこれ以外にもあります)
①Logic Pro
こちらはApple社からリリースされているDAWです。
Macとの互換性もよく、廉価版で無料のGarageBandとの相互性もあり、非常に使いやすいです。
直感的な操作と、ラフに作ってもまとまりのあるサウンドになるイメージです。
逆にいえば直感的にラフに作ってもまとまってしまうが為に、細かい作業を飛ばしてしまいがちになります。
煮詰めるための知識が付きづらいという事もあると言えるかもしれません。
しかし最近リリースされたLogicのiPad版もありますし、使いやすいさと入りやすさはNo.1だと感じます。
基本的に万能で、どのジャンルでも対応出来るイメージです。
②Cubase
スタインバーグの製品でありYAMAHAの傘下であるため、VOCALOID(YAMAHA)との互換性が高いです。
初見だと操作性の難易度は少し高めではありますが、慣れればMIDIの打ち込みのし易さはNo.1と感じます。
細かい作業をするにはとても重宝できるDAWです。
打ち込みの楽曲を作りたい、特にポップスやボカロ系、アニソン系、アイドル系の作曲家の使用が多いと思います。
③Pro Tools
こちらはレコーディングスタジオでは鉄板のDAWになります。
録音、ミックス、マスタリング、間違いなくエンジニアの方々から重宝されるNo.1です。
かと言ってエンジニアではなくてもバンドサウンドの様な録音を頻繁にする方やギタリストなどはこちらがおすすめです。
昔は打ち込みには向いていない、と言われていましたが今は改善されつつあります。
Pro Toolsを持っているとミックスエンジニアとのやりとりもとてもスムーズになります。
④Studio One
こちらは数少ない無料で手軽に始められるDAWです。
だからと言って機能が薄い訳ではなくしっかりと充実しています。
無料版では外部プラグインが使えない可能性があるデメリットもありますが、上位版(購入品)にはなりますが、他のDAWと遜色ない品質になると感じます。
始めたての方はまず無料で入ってみて、慣れたら他のDAWに乗り換えるなどを検討してみて下さい。
⑤Abelton Live
こちらは日本だとあまり馴染みのないDAWですが、海外ではとても人気の音楽制作ソフトになります。
サンプリングや切り貼り、オーディオ編集ののし易さはNo.1で、ダンスミュージックやHip-Hopのトラックを作る方に重宝されています。
デメリットは日本ではあまり馴染みがない為、トラブルや問題があった場合、情報が少なく調べるのが困難になる場合があるでしょう。
個人的になのですが、ミュージシャン時代のメインはPro Toolsで、今のメインはCubaseを使用してます。
今は全て高品質であり、ほとんど差がなく、どのDAWでもプロになれないということはありません。
しかしどのDAWでも外部プラグインを購入することは必須になってきますので、
使用感や、値段とグレードによって出来ることを比較して購入することをおすすめします。
価格帯はグレードに寄りますが①②③のローグレード版は2〜3万でハイグレードになると5〜6万といったところです。
DAWによっては機能制限の付いている体験版や無料版もあります。
それで試して自分に合うDAWを探してみることをオススメします。
とても簡易的に説明をしましたが、今後もっと細かく分析して行きたいと考えておりますので、興味ある方はフォローして頂けるとありがたいです。
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