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長女の言語習得

長女が先月で4歳になった。アルバム(みてね)を見返してみると、豆粒の如きお猿さんがよくもまぁここまで人に成長したなぁと感動する。

一方で発育や成長を心配もする。
うちの子供は2人とも保育園に入れているのだが特に長女はもう幼稚園に入る歳でもあるので、周りの子供たちとの成長の差異には特に敏感になる。

うちの長女は身体の発育は問題ないが知的発達が月齢に比べて少し遅れていると指摘されている。そのため療育の施設に定期的にお世話になっている。
特に言語の分野で遅れがあり、保育園でいうと1個下のクラスのレベルぐらい。早生まれの子などもいるので程度はあるが、同じクラスの子の喋る姿は幾分か大人びて見える。

3,4歳ならこのぐらいじゃない?と思う一方、このまま進級していった時に成長の差で仲間外れにされやしないか心配になる。
発達の遅れに早めに気づけたことや療育施設への通所のおかげでこれでもだいぶ喋れるようになった。それにはすごく安心している。
しかし同学年の子の中にいる彼女は比較的コミュニケーションが拙く見え、どうにかお友達の輪の中に入っていってほしいと願うばかりだ。

話は変わるが、私が応援しているコンテンツで「ゆる言語学ラジオ」というものがある。
主に無意識に扱えている日本語の不思議について対話形式で語っているのだが、そのラジオの人気コーナーで「Akachan's mistake awards」というものがある。

これは赤ちゃんをはじめとした日本語習得途上の子供たちの言い間違いを収集し、これは間違いではなく言語習得過程での類推や学習の結果なんだよ、素晴らしい試行の成果なんだよ、と愛でるコーナーである。

直近ではこのコーナーから発展して書籍も発売されたので愛読している。

うちの長女もここ1年でたくさん言葉が出てきて、それはもうたくさん言い間違いをする。しかしこの「Akachan's mistake awards」を知っているので、それらの言い間違い全てが愛おしく、またどういった試行でその言い間違いになったんだろう、と子供の思考に思いを馳せる。
覚えている範囲で紹介すると、「おそら、くらくら(くらく)なったね」「おんしり(おんぶ)して〜」「いなない(いらない)!」といった感じだ。
くらくら、などはひかる→ぴかぴかなどからの類推だと思うが、おんしり、などは何故そう間違えたのか見当もつかない。

言語の発達が遅れ気味だとは言うが、うちの長女も彼女なりに見聞きしたものから学習し、色々なものを言葉に変えて表現している。
言い間違いを間違いと言い切らずに、どうしてそのような表現になったのか、その思考・試行を愛でながら、成長を楽しんでいきたい。


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