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2+1〜ましろの草子6

1 はじめに


久しぶりのましろの草子。真しろは、中高時代から、「3人」という関係に悩むことがよくある。一人とか二人と違って、3人というのは実はいろいろな関係になりやすい。「3人寄れば文殊の知恵」と言ってみたり、トリオを結成してしまう人がいたり、「団子3兄弟」なんていい具合にまとめられたりすることもある。そういうわけで、真しろの周りにあるさまざまな「3人」を例に挙げて、「3人」という関係を深掘っていきたい。


2 親友になれる3人


まずは真しろにとって一番居心地のいい、親友としての3人を紹介する。名前や詳しいことは書かないが、3人とも同じ学校を卒業した仲間だ。とはいっても、在学中はその3人で過ごすことはなかった。きっかけはおそらく趣味が共通していたことだろうか。けれど今では、趣味の話を超えて、どんなことでもお互い話をする親友になった。真しろがイングランドで修行していたときも、この3人で国を超えた通話をすることがあり、残りの二人にはよく話を聞いてもらっていたし、自分は逆に残りの二人の話をよく聞いていた。修行を終えて帰国してからは、お泊まり会や食事に行って楽しむことも多い。あとでも書くように、3人という関係はつらいと想うこともあるが、この3人はとても居心地が良くて、ずっと大切にしていきたい。


3 趣味が合う3人


次に紹介するのは、先ほどと少し似ているが、趣味が合う3人の話だ。ただこちらは主に趣味でのつながりが深い。彼らには申し訳ないが、もし趣味が共通でなかったら、少なくとも今とは少し違う関係になっていただろう。趣味でつながっている3人という関係において大事だと真しろが想うのは、全員が少し違う部分に関心を持っていて、お互いがその情報を交換できることだ。例えば鉄道という共通の趣味があったとて、車両好きもいれば駅名好きもいれば車窓好きもいるだろう。そういう場合、ある二人が同じ物を好きだったら、もうひとりは疎外感を持ってしまうだろう。だからこそ、3人がそれぞれ違った関心事を持っていれば、お互いにフォローできるから疎外感は生まれないし、いい具合に三つの視点からある趣味を概観できる。


4 業務上の3人


最近、3人という人数で業務をすることが偶然にも2回重なった。真しろとしてはちょうどいい人数だと思っている。二人だと心細いし、もしかち合ってしまったらきまずいし、逆に仲良く鳴りすぎると仕事にならなくなるかもしれない。4人だと少し人数が多いようにも感じてしまう。そんなわけで3人でちょうどアイデアを出し合ってフォローし合っていくのが、個人的には楽だという実感になる。「3人寄れば文殊の知恵」とはよく言ったものだ。ただ、3人で仕事をしていて、そのうちの二人がかち合ってしまうと、残りの一人は板挟みになったり仲裁に入ったりしなくてはならないというリスクもある。これはプライベートでももちろんありえることなのだが、業務上の場合は、現実的に解決が急がれる問題になることが多い。だからこそ、もしそういうことに巻き込まれたら、3人で仕事をするのはつらい、と感じなくはないのも現状だ。


5 2+1の3人


さて、ここまで来て、ようやく今回の記事のタイトルにもしている話し。3人という関係のちょっとややこしい面のことだ。つまり、3人だと1人が阻害される可能性があるのだ。阻害にもいろいろあるだろうが、なぜか真しろが今までよく経験してしまう阻害は恋が絡んでいる。つまりカップルに阻害されることが多いのだ。3人で仲良くしていたのに、気づいたら残りの2人が付き合っていたり、残りの2人が付き合っていることを知らずに3人で仲良くしていたり、付き合っていることを承知の上で3人仲良くしていたらつらくなったり、という具合だ。いじめられたり理不尽に仲間はずれにされたりする阻害はもちろんつらい。だが、3人のうち2人がカップルで自分だけ1人となると、お荷物感が否めない。ただの数字の3が、いつの間にか2+1という計算が必要な関係になってしまうなんて、過去の真しろは予想していないのだ。もし、2+1の1に鳴った場合は、そのあと自分が1のままで良いのか考えたほうがいいし、2に対してどう接するかも改めなければいけない。そして自分が2のほうだったら、1に対する配慮は忘れたくない。仮にも真しろは、2+1の2のほうになったことがあり、おそらくそのときの1のほうにいた人にはつらい思いをさせてしまっていただろう。


6 Song for You


かなり久しぶりのこのコーナー。今回紹介したいのは、槇原敬之の、『三人』という曲だ。文字通り、三人の関係を歌った曲で、正直全然有名ではないのだが、真しろはなぜか小さいころからこの曲が好きだ。そして最近、2+1という難しい人間関係の計算に悩んでいたとき、久しぶりにこの曲を聴いて癒やされていた。3人という関係のいろいろな意味について考えながら聞くといいかもしれない。ご視聴になりたい方はこちら。


https://open.spotify.com/track/3cU4PFfNjqp6XWsLoJRW2n?si=G4b1EHbNR9q1DCxIXQgHaw

7 おわりに


珍しく自分の人間関係についてたくさん書いてみた。筆を執りたくなったということは、よほど悩んでいたのだろうか。秋は悩みが深くなる季節。ぜひ読者諸氏も、悩んだことを言語化してみてはいかがだろうか。そして、「3人」という関係を見直してみてはどうだろうか。


それでは今日はこの辺で。Have a nice day!

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