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神様とのおしゃべり

幸せになりたい。誰でも考えることだよね。「幸せになりたければ、感謝しなさい。」最近はありとあらゆる本に書いてある。はいはい、そうですね。感謝ですね。と、頭ではわかっていても、毎日の仕事や子育てに追われ、満員電車に乗って会社に行くだけでもへとへとになってしまう生活では、ストレスにまみれて感謝がわくという力さえもがなくなってくる。

昼休みもままならず、忙しい仕事。成果を常に求められる競争社会。

仕事が終わればソッコーで子供を迎えに行き、夕食の支度、片付け、家事あっという間に1日が終わる。

私もそうでした。最近は子供が大きくなって少し余裕が出てきましたが、子育て真っ只中の働く女性は、本当に息つく暇もないほどですよ。

人間、何事にも余裕というものがないと、ヤラレます。確実に。

私はどちらかというと、ドがつくほどのまじめちゃんなので、ギンギンに張り詰めた毎日でした。自分は常にもっとこうじゃないといけないとか、もっと努力しなきゃいけないとか、自分に対するハードルがエベレスト並みに高かった。だから、それに達していない自分に自分でダメ出しをして、落ち込むという、わけのわからない無限ループに陥っていました。

そんなときは、もっと前向きに!感謝して!という言葉がカラ周りして聞こえました。

そんなとき読んだこの、神様とのおしゃべりの中に書いてあった文にはっとしてグッときました。(すみません、おばさんなもんで。ゆるしてください。)

オセロをイメージして、悪いことを考えると黒、いいことを考えると白だとする。たとえ、それまでにどれだけ悪いことを考えていたって、一番手前に白を指せれば、過去のすべてが白になる。だから、落ち込んだって、泣いたって、絶望したって、「い~んだよ」とさえ言えれば、感情はすべてポジティブに裏返る。

そっか、無理に感謝しなくたって、無理に前向きにならなくったってい~んだ。そう考えれば、いいことも悪いことも全てひっくるめて、いいことに思えてくるから不思議です。

幸せになるために感謝するんじゃない。感謝している時が幸せなんだ。

無理しなくったってよかったんだな。ダメダメでもいいんだな。ふっと肩の力が抜けて、張り詰めていた心が軽くなりました。




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