『駒田蒸留所へようこそ』は映画館で感じる工場見学(ネタバレなし)
11月10日に公開された『駒田蒸留所へようこそ』を見てきました。今年に入り、ウィスキーを嗜むようになりました。金曜日の夜は近所のバーに行ったり、家でテレビを見ながら飲んだり。趣味のひとつとなっています。
そんなタイミングで同作品が公開されたので見てきました!上映時間も約90分と短く、コンパクトにまとまっており、ストーリーもシンプルでいい作品でした。(今回はネタバレなし)
あらすじ
昔、駒田蒸留所は「独楽」という人気のウィスキーを作っていました。ある理由をきっかけに作ることを辞めてしまいます。実家の蒸留所を継いだ女性社長・駒田琉生が再び「独楽」を製作しようと奮闘する。
まるで作品自体が工場見学
この作品は工場見学をしているかのように、ウィスキー製作過程を見ることができます。僕は蒸留所に行ったことがなかったので、すごく新鮮に感じました。
特に驚きだったのはひとつのウィスキーを作るために、様々な原酒を掛け合わせて作っていることです。物によっては自社工場では作らず、他の蒸留所から分けてもらい、それを配合して製造しています。
作中でも「独楽」を作るために、主人公たちは色々な原酒を探し奮闘します。僕たちが普段手に取っているウィスキーも、メーカーの人たちが過去に頑張ってきたから、今飲めていると思うと感慨深くなります。
テイスティングノートを付けよう
テイスティングノートという存在もこの作品を見て初めて知りました。ざっくり説明すると飲んだときの味や香り、舌触りなどをまとめたノートのことだと思います。(作中ではっきりとした説明はありませんでした。)
このノートも重要なキーアイテムのひとつで、これを基に独楽製作を進めていきます。
ウィスキー党の僕としては今度からテイスティングノートを作ってみたいな思いました。
生まれた年のウィスキーを飲みたい
「ウィスキーは作ってすぐお金になるわけじゃない」
作中でこのようなセリフがありました。10年、20年と熟成させてから販売させるのがウィスキー。人気のウィスキーは需要が上回り、供給が追いつかないと聞きます。今日大量生産したとしても、明日出荷できるわけではないので。
そうなってくると自分の生まれた年のウィスキーを飲んでみたいな。そう思わせる作品でした。
作品情報
監督:吉原正行
脚本:木澤行人、中本宗応
出演:早見沙織、小野賢章、内田真礼 他
アニメ制作 : P.A.WORKS
配給 : GAGA
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