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舞踏会に行けなくていいからさ…

私は昨晩夫にこう言ってベッドに入った。

「私、明日お風呂掃除するから!」

夫は、あ、そう。っていう感じだったと思う。

これは私なりの宣言なのだ。


私はとことん家事が嫌いだ。

掃除は
(適当に)掃除機をかけ、
(たまに)棚の上をクイックルワイパーで拭い、
(ふと気が向いたら)トイレ全体を擦り、
(気合が入ったら)お風呂場を磨き、
(半期に一度)シンクをこすってみる。

酷いものでごめんなさい。

私は今月末までバイトもないので、
常に家で勝手に自粛生活中。

「テレワークも増えて、
 家を綺麗にしたいという思いが強くなり
 掃除が好きになりました」



へ?

全然ならないんですけどぉーーーっ


ほぼ専業主婦みたいな私は、

掃除がこんな具合でずっと嫌いだし、

料理は、
するのはそこそこ好きでも、
味はクックパッドやkurasiruだし、
得意料理なんて特に思い浮かばないし、

何より皿洗いする前はとてつもなく気が重い。

それでも

普段は掃除をしない夫が

ふと念入りに床を拭いたり、
年末の大掃除ですごい時間をかけて
お風呂とトイレ掃除をしていたりすると

なんか嫌な気分になる。

(普段私が念入りに掃除しないからね)
とか、嫌味なことを心で思う。

皿洗いも
「今日はやって!」と押し付けたはずなのに、
やっている姿を見ると申し訳なくもなる。

天邪鬼だ。


ただ、私さえ気合を入れば早く済むのだ。

皿洗いも始めてしまえば
夫より水を使わずにささっと終えられて、
なんだか気分がいいし、

今朝のお風呂とトイレ掃除だって
同時進行で30分程で終えられて、
はぁーよく働いたって気分になれる。

やればできるのだ。


もちろん掃除の神様方には怒られるだろう。

「まだここも汚れてるぞ!ここもだ!」
「これで掃除したって言うのか!!」

無視無視。


私がシンデレラだとしたら継母や姉様たちに

「シンデレラ!ここにも埃がある!」
「シンデレラ!全然掃除してないじゃない!」

裁縫も全然できないから

「シンデレラ!ドレスはいつできるの!!」
「こんなの着て行けるわけがない!!」

と終始言われ続けるだろうから、

「魔女さん、私のなんかどうでもいいから、
 お継母さまとお姉さまたちにドレスを…
 あと、もう掃除したくないから、
 お掃除ロボットください…」

と願いそう。



ビビディバビディブー💫💫💫



ネズミたちは働き者のお掃除ロボット3台に、
かぼちゃは自動乾燥付き食洗機になり、

シンデレラは気ままに暮らすのでしたとさ。


おしまい。

私をサポート?!素直にありがとうございます。あなたのサポートは、真っ赤で、真っ黒で、時に真っ青なましろが真っ白になれるよう、note内で活かされ続けます。