初めて他人の勃起チンコを見た話

貴方は赤の他人のフル勃起チンコを見た事があるだろうか？

このページを見ているあなたが男性と性行為をしたことがあるならば答えはyesだろう。

一方で女性としか経験が無い場合は答えはnoだと思う。

僕も高校生のある日までは勃起チンコなんて自分の股間にしかなかった。

大人のフル勃起チンコを見る日なんて永遠に来ないと思っていた。

そりゃもうデビルマン実写版ぐらい永遠に見ないと思っていた。マジであれなんで見るんだ。

ある日のことだ、俺は風呂好きの親父に連れられスーパー銭湯を楽しんでいた。

普段は家族で行くのだがこの日は親父と俺、そして家族ぐるみの付き合いがあるAという友人も一緒だった。

高校生特有のテンションで風呂屋に向かう一同。

まさかこの一時間後に見知らぬおじさんの鬼勃起チンコを見ることになるとは思わずに。

さて、車で小一時間かけ郊外の大きなスパ銭に到着した我々。

高校生をそんなところに連れてきたらそりゃもうテンションは天元突破、入浴前からちょっとのぼせているようなものである。
今の俺が当時の俺と銭湯で出くわそうもんなら事故に見せかけて殺す、絶対に殺す。苦しめて殺す。

んでまぁ適当に湯舟に入ったりジェット水流にチンコを当てて「取れる取れる～～～～アへアへ～～～～」とかやってたんですよ。ニホンザルでももっと知的な遊びをすると思う。

まぁそんなテンションでやるとやっぱり入りますわな、サウナに。

今でこそ猫も杓子もサウナだサウナだ整った整った言うとりますが当時はもうガチでおっさんが数えるほど必死な顔で入っているだけの異様な空間って扱いでした。水風呂なんか「なんで風呂であったまりに来てるのに水浴びるんだ？プール程広い訳でもないし・・・」って認識でしたね。

ただまぁそこは高校生。

クソ熱い環境に身を置くと当然始まります、我慢大会。

男子高校生なんかアホな事出来るやつと辛いもん食える奴と大量に飯食える奴と暑さ寒さ我慢できることがカッコいいと思ってるんだから。

「先に出たら負けな！」

負けた時に失うものは金ではなく明日からの学校での立場です。

「あいつはサウナで俺より先に出た」という蔑称は「ウンコ漏らした」よりカッコ悪いものになります。

というわけで始まりましたサウナデスマッチ。

まぁ序盤は余裕ですよ、流れていた女子フィギュアスケートを見ながら「あいつ出ねぇかなぁ」とか思ってたんですよ。
それは向こうも同じで7分、8分と砂時計がサラサラと落ちていきそれにつられて汗も流れます。

流石にそろそろやべぇなぁ・・・マジであいつ出ねぇなぁ・・・とか思ってたんですよ。

まぁ向こうも同じ気持ちで頑張ってるんですよ。当然ですウンコ漏らしに勝るとも劣らない不名誉な称号がかかってるんです。

と、ここで気が付きます。

このデスマッチ、もう一人参加者がいると。

同じタイミング入った対面に座ってるおっさんが明らかにこちらを意識してるんですよ。

睨むまでは行かないんですけど視線を感じるというか、お互いそれとなく意識し始めるというか。

デスマッチに参加者が増えたところでいよいよクライマックスです。

もうかれこれ20分ぐらいたったんですよ、サウナの中で。

突然対面に座ってた最後の聖闘士(おっさん)がぶっ倒れたんですよ。

当然我々を含めてサウナの中がもう事件です、カイジばりにザワザワする。

そんな中ね、僕の友人が滅茶苦茶に笑ってましてね。

俺は「こいつどんなタイミングでサイコ出してきてんだよ」と思いましたが育ちがいい事だけが取り柄だったので「いや流石にお前それはあかんやろ」っとシリアストーンで注意したんですよ。

まだ子供だった僕でも倒れている人を笑うのはよくない事ぐらいわかる。

でも友人はもう今にも腹抱えそうなぐらい笑いながら「頼むから見てくれ」と。

その言葉につられて視線を向けるとね。

おっさんがバッキバキに勃起しながら鼻血出してぶっ倒れてたんですよね。

多分アレですよ、フィギュアスケートの安藤美姫さん見てムラムラしちゃったんですよね、おっさん。

とはいえ僕は育ちが良くてシリアスモードなのでちゃんと注意しましたよ

「勃ってるけどもよ！！！！！！」

と。

これが僕の初めて大人勃起ペニスを見た思い出です、消したい。