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実践共有「女性の育休復帰時の困難は夫の育休でカバーできるのか?」


現在、第二子育休復帰をしてから、5週目です。

女性の育休復帰でよくあるパターンが、
慣らし保育を経て4月中旬〜下旬に復帰するパターンです。

育休復帰時期の女性は様々な無理ゲーな状況に陥りがち


<私がこれまで相談を受けてきた例>
・慣らし保育が予定通り進まない
・キャッチアップしたい時期に、お迎え時間の関係で労力や時間投下ができない(不燃感のある日々)
・子どもの体調不良に振り回される
・復帰歓迎会や、大切な引継ぎアポなど復帰期ならではこ自分が参加したい時間も子どもの予定に左右される
・勤怠不良で信頼が積み上がらない
・復帰早々、肩身の狭い思いをして仕事への意欲すら失う
・本来は仕事やキャリアに積極的なタイプでも、仕事の最低限がままなはない状況で心折れてしまう(不本意でも、「子どもが大きくなるまで仕事は諦めるしかない」)

そして、こうなってしまうのは、
女性側の努力不足でも、夫側の協力不足でもなく、
育休復帰後の仕事への投下が必要な時期に、慣らし保育も兼務してしまう無理の掛け合わせを一人の人が担ってしまう事そのものに原因があるのではと考えました。


妻の復帰に合わせた、夫は育休とったらどうなる?

そこで今回私は敢えて4/1復帰を選択しました。(本当は5月末まで育休取れる)
そして慣らし保育含む1ヶ月の家事育児を夫育休でサポートしてもらうことにしました。
※慣らし保育に合わせての夫育休は介護育児休業法改正時にも例示されたスタイル!

ほら、「妻の復帰等のタイミング」って書いてあるでしょ。でも実践したことある人見たことないよね。なら、やってみよう!





4/1復帰にした理由


主に下記の6つ。
業務的観点
①会社の期が4/1始まり
②管理職だったから
 4/1復帰であれば組織図上も、実務的にも、役割が果たせる(逆に4/1復帰でなければ上役にしばし兼務してもらう形になり、チームビルディング的にも不利)
③4/1入社者がいる(入り口からサポートしたい)



家庭的観点
④夫に家事育児を全権移譲したかったから(育休中は妻側に家事育児が偏り、夫婦のレベル差が広がっていたのを是正したい)
⑤夫が育休取っても良いという考えだったから
⑥夫婦共働きに備えて、早めに仕事のキャッチアップをしてリモートワークを勝ち取りたかったから(弊社は業務に支障ない限りリモート可ですが、復帰早々に支障ないレベルになれるほど甘くない)


実際のスケジュールと、感じたこと



<スケジュール>
4/1〜4/15
上の子:時短保育(9:30〜16:00)
下の子:慣らし保育(2hから徐々に延長)
夫:育休
妻:フルタイム勤務(8:00〜21:00残業込)

4/15〜4/24
上の子:時短保育(9:30〜16:00)
下の子:フル保育(8:00〜18:30)
夫:育休
妻:フルタイム勤務(9:00〜21:00残業込)



◎ポジティブ
業務的観点
・久しぶりの仕事を思い切りできるのは気持ちが良い
・復帰初っ端から「できる人」評価がもらえる(育休復帰は周囲も手加減して見てくれているようだ。エラーを起こさないだけで並以上の評価が返ってきて、焦りが軽減された。)
家庭的観点
・夫が責任感を持って家事育児をやろうとしてくれる
・我が家の家事育児の当たり前レベルの見直しになる(例:おかずは1品でもok等)
・上の子の自主性が発揮される(保育園の支度や、お留守番、トントン無しで寝られるように!)

×ネガティブ
業務的観点
・残業できる人というイメージがつきがち
→「4月は夫育休で何とかなってるんです。5月からは18時で帰る予定です。」とか事あるごとに補足を入れておく。会社の共有スケジューラに「18時以降のアポは事前に相談下さい」という予定を5月以降〜1年分いれてブロック。
・他のワーママメンバー、ママ予備軍のメンバーに「あそこまでやらないといけないんだ」と両立への恐怖感、負担感を与える。

家庭的観点
・下の子はママじゃなきゃ嫌が強く、夜寝られない。
・寝た後でも、ママ帰宅の音で飛び起きてきて生活リズムが崩れる。
→深い眠りについた時間を狙ってそーっと帰宅するように変更。
・上の子はそれでも起きられるので睡眠時間減。
・子どもの寝顔しか見られない日は寂しい。


4/25〜
上の子:フル保育(8:00〜18:30)
下の子:フル保育(8:00〜18:30)
夫:復帰時短勤務(9:00〜17:00)
妻:フルタイム勤務(9:00〜21:00残業込)

夫が時短で復帰
2ヶ所に保育園が分かれているので、送りは1人ずつ分担。迎えは時短の夫が2ヶ所回る。

◎ポジティブ
業務的観点
・私(妻)側は送りが増えたくらいでは業務支障なし
・夫側は時短復帰なので、会社から「家庭優先」イメージで通る。無茶振りが減った?(これから出てくるのかも)

家庭的観点
・夫への感謝が増す
・夫の家事育児の主体性が増す(妻がいないので、口出しする相手も気を使う相手もいないのが幸いする)
・子どもが夫に懐く

ネガティブ
業務的観点
・夫出世コースから外れる?
 →今の会社で上に上がることを目指してないのでok!(育休中に夫は事業を立ち上げており、会社を頼らない生き方にシフト予定。時短残業なしは個人事業への時間も生みやすい)

家庭的観点
・チームワークが良くなった
 子どもも、夫婦も協力しあって毎日がうまく回るを体感
・性別役割分業に囚われない関係性を子どもに示せる(性別に関わらず自分の好きなこと得意なことに打ち込んだり、他者に還元できるってステキ)


さいごに


今日で連休も最終日。

共働きで生活や家族の関係性がうまくいっていないと感じる方は、明日からの仕事を考えてげんなりする日かもしれません。

「何がうまくいっていないと感じるポイントなのか」
「何がそうさせるのか?(原因や構造的問題)」
「どうしたら1ミリでも良くなりそうか(良くするというより、マシにする感じ)」
「自分のありたい状態、家族のありたい状態ってなんだっけ」
そんなことを考えたり、アウトプットしたりしても良いかもしれません。



家族が増えてライフステージが変わったときこそ、
ワークとライフのチューニングが効きます。

我が家の共働きも始まったばかりですが、
この後もきっと紆余曲折することでしょう笑

これからの困難や、うまくいったことなど、
またシェアできればと思います!
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最後まで読んで下さったあなたに、少しでもお役に立てれば嬉しいです。

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