努力しなくても結果がでる人を認めることができますか?

20代、仕事で何度も身体を壊したころの話です。

働きすぎる日本人。
私はまさにそれでした。
もしかすると今でもそうかもしれません。

日本社会は一生懸命や努力を賞賛する文化が根強いです。

努力すればできないことはない。
一生懸命やればきっといい結果になる。

頑張ることを美化しすぎています。

時には結果が出なくても一生懸命やったんだから。努力したんだから。と、結果と関係ない評価にすり替わったりします。オイオイ、と思わずツッコミたくなる時も。


心のどこかで誰かが、
『努力が足りないんだ。
『一生懸命さが足りないんだ。
『結果を出した人はもっと頑張ってるんだ。
と、もっともっと努力を強要してきます。

数年前までの私は、声のままに頑張りました。
そして何度も身体を壊しました。

その度に自分の弱さが嫌になっていました。

そんな弱っている私に、周囲の人は、
『頑張りすぎなんだよ。
『もう少し気楽でいいんだよ。
と、言います。

でも、そんな言葉はなぐさめにもならなかった。
私は一生懸命やってる。人並み以上に努力してきた。それは結果を出そうとしたからだ。

頑張ったんだから結果が出なくてもいいじゃないか。なんて勝手に決めんじゃねー!と。

さて、ここで当時の私が大きな勘違いをしていたことを話します。

当時の私はこう呟いていました。

頑張っても必ずしも結果がついてこないことは分かっていた。

でも、頑張らないと結果が出ないだろ?


結果を出した者は必ず努力をしている。
これは真実ではありません。

努力しなくても結果がでることがある。
これが真実です。

この真実をあなたは受け入れられますか?
あなたがどれだけ頑張っても出せなかった成果を、何もしてなかった人がいとも簡単に成果を出してしまう。

そんな時、
自分の努力が足りなかった。
とか、
相手は知らないところで努力をしていたのかも。
とか、
あの人は才能があったんだ。
とか、考えていたら要注意です。

結果そのものも裏切ることもあることを覚えておいてください。

そして、もうひとつ忘れてはいけない真理。
頑張らなくても結果がでることがある。

これをぜひ頭の片隅に入れてみてください。
努力称賛主義に染まってると、なかなか受け入れられない方もいるかもしれません。

そんな人は次の問題を解いてみるといいかもしれません。

問、以下の数字を大きい順に並べてください。
・努力して結果がでる確率。
・努力なしで結果がでる確率。
・努力して結果が出ない確率。
・努力なしで結果が出ない確率。

わかりませんよね?

結果が欲しいなら、やることやって、あとは天運というものに任せてみてもいいと思うのです。

こう考えると、
結果を出した人は頑張ってるとか、
結果を出してない人は頑張りが足りないとかって、
ものすごく身勝手な評価だと気づきます。

結果は結果。(事実)
努力は努力。(主観)

努力と結果はまったく別物です。


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