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車いすラグビーすげ!

障害者スポーツシンポジウムに行ってきました。
https://www.asahi.com/sports/events/para_sympo201909/

第1部 オープニングトーク

「応援から見る、今の障がい者スポーツ」

花岡 伸和さん(車いす陸上競技選手)


気さくな人柄が好印象な方でした。この日の午前中も小学校で3回に分けてパラリンピックのことを話してきたと。
そこで印象的だったのが、

「パラリンピックという言葉を知ってる人?と聞くと、ほぼ全員手が挙がる」

一方

「じゃあ、パラリンピックの選手を誰でもいいので1人言える人?と聞くと、まず手が挙がらない」

あー。これだなぁと思いました。どうしてもメディアではオリンピック競技を中心に取り上げることもあるが、そもそもパラリンピックにどんな競技があるかすらわからない。まだまだ認知されていない。

花岡さんも、「百聞は一見に如かずということで、まず見に来て欲しい」と言ってました。「知らない場所に行く、体験することが大事」と。これはパラリンピックの事に限らず、どんなことにも言えますね。まずは自身が体験をしないといけない。感じないといけない。考えていても何も始まらない。

そしてこう続けました。「もっと発信して欲しい。口コミ最強!SNS含めて笑」。なので、実際体験した人は、その素直な感想を発信していくと良いと思います。

ここである1枚の写真がスクリーンに映されました。4人の若い(大学生くらい?)の車いす陸上競技選手が映ってました。いい笑顔で肩を組んでいる写真を指して、

「この笑顔にこそ、自己肯定の瞬間を感じるんですよね」と。スポーツは結果がすべての世界とは言われる中で、本人が幸せになることが一番大事という言葉が印象的でした。


話が変わり、スポーツプレゼンテーションの話題に。スポーツプレゼンテーションで必要なことは次の3つだそうです。
1.競技運営
2.競技説明
3.エンターテイメント

この中で2.がやはり重要だと。「結局見に来てくれても、「競技のルールが複雑すぎる」「今何が起きたのかわからない」などもあり、面白いと感じてもらえない」。
もっとパラスポーツを好きになってもらえるようにしないと応援にも来てくれないと、自身の課題でもあると言ってました。

以上が第1部でのお話。

ここで出てきた自己肯定という言葉。キャリアを考える上でも非常に重要なキーワードです。

自己肯定感ともよく言われますが、

自己肯定感とは、自らの在り方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する言葉であり、自尊心、自己存在感、自己効力感、自尊感情などと類似概念であり同じ様な意味で用いられる言葉である。(wikipediaより引用)

自分に対する自信や自分を前向きに肯定できる感情ということになります。自己肯定感は「高い」「低い」と表現されますが、高い人と低い人ではどのような違いが起きるのか?

例えば、仕事で何かミスをしてしまった時に

自己肯定感が高い人は、
・よし!次は頑張ろう
・注意されたけど、自分は頑張ったから褒めてあげよう
と、前向きに考えられます。

自己肯定感が低い人は、
・何をやってもうまくいかないんだろうな・・
・また失敗するのが怖い
と、次のステップに対する思考が変わります。

思考はそのまま行動にも影響してくるため、ますます悪い循環にハマってしまいますね。

先の花岡さんが示した写真に戻ると、4人の若い選手は、自己肯定感が高かったことで、その後の人生も大きく変わったということになります。

続く。


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