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復職までの1ヶ月~前半~

経過


1ヶ月休養の診断書が出てから13日目。
その1週間前から仕事は休みをもらっていたので、正確には仕事を離れて20日程になる。

受診までの1週間は、とにかく疲労感・倦怠感に頭痛、不安や落ち込みがひどく、過眠傾向にあった。
※経緯の詳細はこちら

メンタルクリニックをようやく受診できて、抗うつ剤(セロトニン再取り込み阻害薬)を1日1回、抗不安剤をとんぷくで処方してもらった。
2週間ほどで効果がではじめるとのことだったけれど、私の場合は飲み始めたら急激に落ち込むことがほとんどなくなった。副作用も感じていない。
「何かやりたい!」とは思えなくとも、感情の大きな波がなくなり、さざ波のようになだらかになった感覚。

プラセボ効果か、仕事のタスク量やプレッシャーから離れて一気にストレスから解放されたのか…

まだまだ人には積極的に会いたくない気持ちだけれど、気が向けばひとりで自然の癒しを求めてドライブに行ったり、日常的な買い物はできるし、以前働いていたカフェに行って本を読んだり、かつての同僚と談笑するぐらいには復活した。

視覚情報も、しばらくアニメをボーッと眺めるのが精一杯だったけれど、ようやくマンガだけでなく、エッセイや精神医学の本などにも手が伸びるようになってきた。

朝の散歩ができない時には、YouTubeを観ながらヨガやエアロビに替えたりしながら、少しずつ運動も続けている。

家族を見送るまでは家事も出来るし、夕食の準備や片付け、お風呂、布団の準備なども夫と協力して出来ている。

娘とのやりとりには、イライラしたりやきもきしたりすることが多いのだけど、寝る前にはかわいいという気持ちを噛みしめながら、絵本を読んで寝かしつけるルーティンもこなせている。


雑感


先日、娘が登園前に「ママは元気なのにお休みしてズルい。だから(自分も)保育園お休みしたくなるんだよ!」と駄々をこねたことがあった。

その時、私は返す言葉が見つからず、やるせない思いと涙がこみ上げてくるのを抑えきれず、静かにその場を離れた。
(結局、異変を感じた娘が追いかけてきて、別室で布団に突っ伏して声を出さずに泣く私に抱きついて「ごめんね~」と繰り返していたのだが…)

精神状態の不調は目に見えずらく、私のように燃え尽きや心身過労、適応障害などと診断された場合、特に症状が出た初期の段階では、医師や臨床心理士に「安静にして、なるべくやりたくないことを手放してやりたいことをやるようにしてください」と助言を受けることが少なくないと思う。

身体症状が出ているときは、自分自身その症状自体の辛さをどうにかやり過ごすことにリソースをさかれているけれど、身体症状が一旦収まると、今度は「なにもしないで」家にいることに、一抹の不安や罪悪感のようなものを感じるようになってくる。

バリバリ仕事をしていた時の自分と比較して、横たわっていることしか出来ない自分、すべきことすら体が動かなかったり億劫になっている自分、挙げ句の果てに動かないのに空腹を感じる自分に対して、なんて非生産的で怠惰なのだろうという評価を下してしまう。

家族に気遣ってもらい、負担をかけてしまっていること。
タフな現場を支えている同僚たちに配慮してもらっていること。

そういうことを考えすぎないように、なるべく深く考えないようにしているのが今だ。


会社が提携している相談窓口の臨床心理士の方とのメールのやりとりは継続していて、復帰後の働き方について、客観的な視点を借りながら、少しずつ具体的に整理していきたいと思っている。

アイディアを形にするため、書籍代やカフェで作戦を練る資金に充てたいです…