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4.29

注意を払うべきことを減らすと、普段より考えが「今、ここ」にとどまっていることを感じる。
本当は体が捉えていたはずの感覚信号を、脳がどんどん伝えてくる。
今日は歩いていて「風って、指の間でくるくる回ってるんだな」とはじめて思った。
そうして目の前の刺激ひとつひとつに等しく注意を払うと、感覚過敏は起こりにくくなる気がするので面白い。

最近また少しカメラを触っているのだけど、カメラのボディとレンズのぶん自分から遠いはずなのに、自分の感覚を正直に映し出す気がする。
「眼球がとらえる情報よりよっぽど正確かも?」と思うことすらある。
どうしてだろう。
もしかしてカメラのボディくらい離れていたほうが、「何かしらちょうどよくなる」ということがあるのだろうか。

そういう意味では、自分の知覚が全てということが幻想、みたいなことだろう。
人である以上、どんなに客観的になろうと思ってもなりきれないのだ。絶対に自分のバイアスがかかっている。
でもだからといってバイアスにとって食われるわけでもないし、バイアスが悪いわけでもない。

「自分にバイアスがかかっていると気づく習慣を持つこと」
これがわたしの目指す人間もつのひとつの要素だったりもする。
それでいてかつ、自分の強い感情のうねりに合わせて生きていけるようにしたい。
やっとやっと、少しずつ見えてきた気がする。

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