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ややこしいときはポテトチップスを食べよう

ロシア製のカメラ。高校受験で合格祝いにそれを買ってもらってから、いつもカバンの中に忍ばせてよく撮っていた。でも人にカメラを向ける勇気はなくて、遠足みたいな「撮ってもいい」と思えるときだけ笑顔で人の顔にカメラを向けられた。だから当時からノーファインダーだらけだ。

それからもデッサンの勉強をしたり、デザインで写真補正の勉強をしたり、なんやかんや経たのが関係しているのかどうなのかもわからないけれど、どうやらわたしの脳は「異常に光に敏感」らしい。

偏頭痛と感覚過敏は少し前にやっとわかったのだけど、1ヶ月近くひどい頭痛が続き、病院にも行けなかった。精神科の主治医に勧められて「ちゃんと脳神経内科に言ったほうがいいよ」と言われて行ってみたら、光や音、匂いで脳の痛覚の部分が過敏になり頭痛だけでなく肩こりも引き起こしていると言われた。MRIでの結果は全く異常なし。

なんだか大層な専門薬が出され(鎮痛剤も3段階ある)、予防薬も「効くまで1週間くらいかかると思います^^」と言われた通り鎮痛剤を飲まずにはいられなかった。もちろんいつもサングラスをして、症状が出たら暗い静かな場所で休んでいるのだけど。

わたしは光に興味が強いのはかなり初期から自覚していて、絵を描いていても光を描いている感覚が強かった。カメラのことは未だに理論も分からない。Photoshopの補正も、ツールや値の名前を覚えていないので触らないと分からない。でも目でみて判断することはできる、という感じで、もし検定みたいなものがあればスルッと落ちていたと思う。

それにしても「よっしゃ何か作るぞ」みたいなときじゃなくても気をつけないとすぐ「光中毒症」みたいな感じで頭がやられてくる。音も匂いもそうだ。宇宙服でも着たら少しはマシなんだろうか。よくわからないのでポテトチップを食べるよ。

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