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社労士試験についてよく聞かれる質問②(前半雑談)

どうもこんにちは、マサユメです。
GW、皆様はどうお過ごしでしたでしょうか。
少し雑談しますと、私は某ロックフェスに20年近くぶりに行ってきました。
お目当てのスピッツを見るためです。

スピッツが紡ぐ世界は、誇張抜きに私の人生の一部、生き方の一つとなっているのですが、
今回見たライブの最終曲に、「こんにちは」という曲をやってくれたので少し紹介します。

嬉しくなると 涙がホロリ
反逆者のままで 愛を語るのだ
心に生えた足でどこまでも
歩いて行けるんだと気がついて
こんな日のために僕は歩いてる
おもろくて脆い星の背中を

…国家資格・難関資格に挑戦するということは、一種の博打であり、賭けだと思います。人生のある貴重なひと時を、一発勝負にかけるのです。
どうしてそんなことをするのか?それだけの理由があるからです。それはもちろんキャリアアップや転職のためであって良いのですが、それが社労士の場合、もう少し切実というかシリアスな動機や背景をお持ちの方もいると思うのです。なんせ、内容が「労働・社会法令」ですから。働くって、ある意味、人生と不可分に近いものですものね。私も、それなりにいろいろな想いや、ろくでもない経験、悔し涙を流した過去なんかがあって、遮二無二勉強した一人です。「反逆者のままで」、この言葉を聞くとあの頃の気持ちを思い出します。理不尽に絶対負けないで生きてやると思った頃を…。
これから挑戦する方、心に生えた足で歩いていきましょう。きっとたどり着けます。

はい、本題です。

4.よく資格は意味ないって聞くけど、社労士取って、使えますか?食えますか?
この質問は本当に耳タコですし、なんか、やたらと巷には「資格なんか取っても意味ない論」が溢れていて、私も受験生の時に葛藤したものですが、今は「食えますし、使えますよ」と即答します。
まあ、私は開業者ではないので、厳密には「食えるはお前が言えへんやろ!」と言われてしまうかもしれませんが笑、少なくとも私は取って良かったです。
・未経験だった総務・人事系に転職できた。
・転職先で労務系のあれこれを一手に任されて、仕事にあぶれない。
・転職前より200万近く年収が上がった(前職が少なかったのも…)
・人脈がめちゃくちゃ増えた(数十人以上)
・勉強する習慣が身に付いた …etc。
田舎と呼ばれる地域で一般企業に勤める私からして、これくらいの恩恵を受けています。
もちろん、さらに社労士の需要が高まる都会の方はもっとドラマチックな方も多く、社労士合格を機に、開業独立、大企業に転職、キャリアチェンジなんて方はそれこそ星の数ほどいらっしゃいますし、法人化、書籍出版、売れっ子セミナー講師に、定年後も資格を活かして現役以上の収入up…なんて方も普通にいます。
もちろん、「資格さえ取れば自動的にそうなる」、「誰でもそうなる」わけではないのは当然です。ただ、私が見る限り、資格のない方に比べるて、社労士を取得したことによる「人生の上昇カーブ率」は遥かに割合が高い。
1つには、同一労働同一賃金、ブラック企業問題、WLB問題、育休の拡充…等、近年になって働くことに関係する社会問題が次々と顕在化し、それに伴い、労務の専門家である社労士の社会的需要も高まっているためだと思います。コロナでは、雇用調整助成金の支給に際しても社労士が活躍しています。
また、別の視点では、社労士は合格するのがそれなりに大変な国家資格です。やはり、合格者は勤勉であり、合格の過程でそれなりの専門知識、なによりも「学び続ける生き方」を身に付けています。それが成功の秘訣ではないかな、と考えています。
と、いうわけで、取る意味は十二分にあると私は太鼓判を押します!さあ勉強しましょう!笑。

5.今年はもう〇月なんで、来年受けようと思うのですが今は何したらよいですか?
この質問を何月にしようと、今年の受験出願に間に合うなら、必ず今年の本試験を受けてきなさい!というのが私の「厳命」です笑。勉強が間に合っていなかろうが、無勉だろうが構いません。絶対に今年の試験を受ける。
なぜか?本番に挑戦することでいろいろなものを得られるからです。
・本番の雰囲気、緊張感(ものすごい人数、張り詰めた雰囲気)
・本番の過酷さ(丸1日の試験時間、暑い時期、選択問題の恐怖)
・将来、時間配分や解き方の戦略を練るための貴重な実体験を積む
・「これが解けるようになれば自分も社労士になれるんだ」という高揚感
…こういうものを実体験として得るか得ないかで、来年へのモチベーションも行動も変わります。絶対に行くこと。
私も初年度、信州から東京にちゃんと受けに行きましたよ。勉強が全然間に合ってなくて、全科目の勉強が終わってない中、高い新幹線代を払い、日曜日に1日拘束され、落ちると分かり切っている本試験を受けました。
そこでしっかりぼこぼこに打ちのめされつつ決意を新たにし、午後の本試験終了後に、重い足取りで、Googleマップを頼りに都会を歩きTAC水道橋校にたどり着き、窓口の都会風な綺麗なお姉さんに「来年の今日は…きっと見てろよ…おねえさん、来年度のフルコースを1枚…」と言って30万クレカで払って、また信州に帰ったのですよ(だいぶ脚色)。で、新幹線で信州に帰って、次の日は月曜だから疲れ切って普通に仕事行くっていうね。偉いよね。振り返るとかなりヤケクソな1日でしたが、この日のおかげで翌年は合格を勝ち取りました。
と、いうわけで、とにかく何月だろうが今年の本試験を受ける!ちゃっちゃと申し込んでください。それで、今年の本試験までは独学とか書店売りの参考書とかを興味ありそうなところやってみる、とか気楽で良いから、まず「社労士試験の勉強内容」に軽く触れてみてください。

6.ほかに取っておいた方が良い関連資格とかありますか?
実務に有用という意味では数多くありますが、社労士の勉強に注力している状態でしたら、力を分散させるのは望ましくないと思います。ただし、皆さん勉強を始めるタイミングなどもバラバラだと思いますので、「1年目は残念な結果で、2年目の学習をしているが余力がある」等、本業である社労士の勉強がおろそかにならずに済む前提で、2つ紹介します。

① 年金アドバイザー3級
国民年金法、厚生年金法は社労士合格者にとって避けては通れぬ道ですが、ほぼ内容がかぶります。3級の受験対策がそのまま社労士の同科目のおさらい、復習になりますので、お勧めします。

② 衛生管理者(第1種を目指そう)
これは、もしあなたが製造業、建設業、電気ガス水道業、建設業などに従事していたら、「食える資格」の筆頭に上がってくる資格です。会社に言われて資格を取らされる方も多いでしょう。労働安全衛生法上、一定規模の事業所には「衛生管理者」という資格保持者を必ず置かねばなりませんが、その資格を得るためにこの試験の合格が必要になります。1種と2種がありますが、せっかくなら1種を目指しましょう。将来の仕事の幅が広がります。
実務上で活かせる、「食える資格」として有用であるのに加え、社労士の勉強の関連では、多くの受験生が苦手とする「労働安全衛生法」を主として勉強するので、同科目の底上げが図れます。まあ、安衛法は社労士の試験範囲ではそこまで配点の大きいものではないのですが、社労士試験は分かる問題は確実に正答していかないと足きりに引っかかるので、油断はできません。衛生管理者の試験自体は、市販の参考書を使って過去問をしっかり解けば独学で受かりますので、ぜひトライしてみてください。
https://www.exam.or.jp/exmn/H_shokai502.htm

7.合格するために一番大切なことは何ですか
長くなりましたので、こちらは、また次回にします。

それでは次回もよろしくお願いします。
ご質問等はお気軽にどうぞ!


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