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12歳。最初に自分の夢を否定された瞬間

「よっしーは、プロ野球選手になれないかもしれないけれど…」

小学6年生の時、担任の先生に突然言われた言葉。耳を疑った。怒った。

卒業証書入れに、好きな言葉と好きな絵を掘った。僕はそこに、「夢」とバットを振っている選手のシルエットを掘った。その時に、言われた一言。

絶対にプロ野球選手になってやる。見返してやる。あのやろうめ。

そう思って、毎日練習に励んだ記憶がある。朝から父親とキャッチボールをし、母親にバドミントンのシャトルを投げてもらい、打ち込んだ。

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小学一年生の時から、友達だったけんたというやつがいる。中学も一緒にプレーした。リトルリーグ時代に中心選手として世界大会2位を経験し、しかもバリバリの中心選手。中学に入ってすぐスタメン。

こういうやつがプロに行くんだろーな。

と、うっすら思っている自分がいた。

ちなみに、今でもけんたとは、草野球チームのチームメイトだ。

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「プロ野球選手になれないかもしれない」と言われた相手が、大好きで尊敬していた先生で良かったと思う。

余談だが、小学3年生の時にも担任として教わり、「プロ(の小学3年生)であること」「真摯」「やるときはやる。遊ぶときは遊ぶ」」「早く綺麗に正確に」今の礎になることを教わった。

だからこそ、正々堂々とその否定の突破口を探した。もしプロ野球選手になれなかった時、どうする?

それは、最初に描いた夢よりも、ワクワクする夢や目標を描き、叶え、「せんせいーー!こんなこと成し遂げました!あの時プロ野球選手になれないって言ってましたけど、それよりも…!」と言わんばかりのドヤ顔をすることだ。

無意識にやっていたけど、あの時やっていたことを言語化すると、こういうことだと思う。

メジャーリーグのGM(ゼネラルマネジャー)になる。

夢は気づけば、変わっていた。よりワクワクする方へ。

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夢の描き方は人それぞれだし、途中でガラッと書き換えてもいい。途中でなんと言われようと、描き切った時「どうだ!」と胸を張れれば良い。

「よっしーは、プロ野球選手になれないかもしれないけれど、この時プロ野球選手になりたいという夢があって、この素敵な言葉と絵を描いたことは、一生の宝だと思う」

今なら少しだけ、先生の言いたいことがわかる気がする。

ありがとうございます!大切に使わせていただきます!