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ぼくの創作活動日記 10 旅する蝶 アサギマダラと胡蝶しのぶ

和歌山県だるま寺と旅する蝶

 今日は近所の和歌山県上富田町市ノ瀬の興禅寺・だるま寺にてアサギマダラを撮影しに行ってきました。お寺は山のほぼ頂上にあります、山道の道幅は乗用車1台がやっと通れるほどなので国道311号線から登る時は気を付けてください。

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 アサギマダラーー日本全土から朝鮮半島、中国、台湾、ヒマラヤ山脈まで広く分布する海を渡る謎多き蝶、翅模様が鮮やかな大型のチョウで長距離移動します。


アサギダマラの飛行距離はなんと2500㎞‼

 アサギマダラ成虫の長年のマーキング調査で、秋に日本全土から南西諸島・台湾への渡り個体が多く発見され、または少数ですが初夏から夏にその逆のコースで北上している個体が発見されています。

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 台湾あたりで多く捕獲されてますが、さらに遠くの香港でも多く発見されています。香港で捕獲された個体が2021年5月時点で、最長記録のようで、日本の和歌山県から放たれたものであるようです。飛行日数は83日でその距離はなんと約2500㎞だそうです。


胡蝶しのぶとアサギマダラ&フジバカマ

 アサギダマラはチョウ目タテハチョウ科マダラチョウ亜科に分類される蝶の一種です。アサギマダラのオスはこの写真のフジバカマという植物によく集まります。

 写真を撮っていると鮮やかなピンクのフジバカマと白と黒の翅模様のアサギマダラで「鬼滅の刃」の胡蝶しのぶを想い出しました。胡蝶しのぶも自身の命を削ってまでして十二鬼月上弦の弐・童魔を倒しました。柱の宿命とはいえ18歳で自己を犠牲までし鬼を倒したのは人として美しくも悲しいです。電子書籍で鬼滅の刃は23巻全部読みました、旅する蝶も半年も生きられないのは儚いものですね。

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謎と夢の蝶

 ちなみにアサギマダラの寿命から秋になんかすると再び春に戻って来ることはありえず、その逆もしかり。一生に一度の片道旅行ということになるそうです。


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 寿命は孵化後4~5カ月と蝶としてはかなり長いです。暑さ寒さも苦手で、滞在地が不快な気温になると快適な気温を求め移動を始めます。


アサギマダラと和歌山の秋 

   今の和歌山の秋の気候が最適なようで田辺市龍神村の護摩山にもいるそうです。しばらくはカメラのシャッターチャンスがありますね。成虫の前翅長は5~6cmほど。翅の内側が白っぽく、黒い翅脈が走ってます。先程胡蝶しのぶの欄で翅の色が白と黒といいましたが、この白っぽい部分は厳密には半透明の水色で鱗粉が少ないそうです。


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 是非一度、秋にしか来ないアサギマダラをご覧あれ‼

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