Google Colabで出来ることを整理してみた
Google Colabで出来る色々なことを記事にしてきましたので、今回は、まとめの意味も含めて、今までの記事を紹介していきます。
Google ColabでDockerを動かす
Google ColabでDockerを動かせるとは驚きです。但し、制約は管理者権限ではなくユーザ権限で動かせるということです。
ローカルLLMを動かせるOllamaをGoogle Colabで動かす
Ollamaを使えば手軽にローカルLLMを動かせます。Google Colabのスペックを利用できるのも魅力的ですね。
StreamlitをGoogle Colabで動かす
ngrokではなく、Local Tunnelを利用して、StreamlitをGoogle Colabで動かします。
Colab AIをGoogle Colabで使う
GitHub Copilotみたいな機能がGoogle Colabで使えます。
ngrokをGoogle Colabで使う
!pip instal pyngrok
from pyngrok import ngrok, conf
# トークンを環境変数に設定
os.environ["NGROK_AUTH_TOKEN"] = "Your-token
public_url = ngrok.connect(3000)
print(f"ngrok URL: {public_url}")
Google Colabでhttp://localhost:3000とかのページを開きたいときがあります。しかし、Google Colabではhttp://localhost:3000は開けません。そこで、ngrokを利用して、外部URLからの転送サービスを利用してhttp://localhost:3000にアクセスします。まずは、ngrokでアクセストークンを取得します。ngrokのアクセストークンの取得方法は色々なページがありますので調べてみてください。その後、そのアクセストークンを利用して下記のように実行します。Your-tokenには、ngrokで取得したアクセストークンを記載致します。実行しますと、ngrok URLというのが表示されるので、そのリンクをクリックします。そのリンクから3000番ポートを通じて、Google Colabのhttp://localhost:3000にアクセスすることになります。
マジックコマンドをGoogle Colabで使う
Google Colabでは、マジックコマンドというコマンドが用意されています。Google Colabで使用できるマジックコマンドは、Jupyterノートブックのマジックコマンドと同様です。いくつかの便利なマジックコマンドを以下に示します。
%pwd:カレントディレクトリを表示します。
%cd:カレントディレクトリを変更します。例:%cd /content/drive/MyDrive
%ls:カレントディレクトリのファイルとディレクトリを一覧表示します。
%time:一度だけ実行されるコードの実行時間を測定します。
%timeit:繰り返し実行されるコードの実行時間を測定し、最適な結果を表示します。
%run:Pythonファイルを実行します。例:%run your_script.py
%load:指定したファイルのコードをセルに読み込みます。例:%load your_script.py
%reset:ワークスペースの全ての変数を削除します。
%history:実行されたコマンドの履歴を表示します。
%whos:ワークスペースに存在する変数を一覧表示します。
%debug:最後に発生した例外からデバッグを開始します。
%%writefile:セルの内容をファイルに書き込みます。例:%%writefile your_script.py
%%bash:セル内でBashコマンドを実行します。
%%html:セル内でHTMLコードを表示します。
%%javascript:セル内でJavaScriptコードを実行します。
%%latex:セル内でLaTeXコードを表示します。
マジックコマンドは、行マジックコマンド(%で始まるコマンド)とセルマジックコマンド(%%で始まるコマンド)の2種類があります。行マジックコマンドは、コマンドが記述された行のみに適用されるのに対し、セルマジックコマンドはセル全体に適用されます。マジックコマンドを活用することで、Google Colabでの作業がさらに効率的になります。
Google DriveをGoogle Colabにマウントする
Googleドライブからデータを持ってきたいことや、Googleドライブにデータを保管したい場合があります。そんな時は、Google Colabから下記コマンドを打鍵して、Googleドライブに接続しましょう。
from google.colab import drive
drive.mount('/content/drive')
2024/06/09追記
Google Colabで利用できるメモリサイズなどのリソースを整理してみましたので、こちらも参考にしていただければ幸いです。
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