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明石原人の地を訪ねる

 自宅近くである。といっても、徒歩45分、自転車で行った。夕暮れ時、散歩やジョギングで行き交う人も多い。明石原人、いまいちピンと来ない。偶々、明石を終焉の地、永住地と決めて、明石と言えば、タコ、大橋、柿本人麻呂、平忠度、明石の上・入道そして原人。それらが浮かぶ。

 それはそれで行って見た。これまでは、高齢者の運動・散歩、似たような人も多い。今日は休日、暖かい。そこそこの人数。多くもなく、少なくもなく。ちょうどいい。夕陽が、きれい。大好き、この情景が。

 しかし、自転車で行って思うこと。危ない!結構スピードは出る。複数で歩いている人、追い越すとき、ベルを鳴らすのは気が引ける、鳴らされた方は気分を害する場合がある、びっくりするかもしれない、で鳴らさず、静かにスピードを落として、時に降りる。大抵は、距離ととってぶつかることのないよう追い越す。結構、気を遣う。お年寄りやこどもも。

 ゆっくり景色が見られない。夕陽が沈みゆく様、とりあえず今日の一日が終わった、また明日があれば、残り少ない人生を有意義に愉しもうという反省の念と未来への展望を実感する。

 いつも思う。東に神戸、大阪があり、多くの人が住み活動している。対岸には淡路島、明石大橋も見える。瀬戸の夕凪か、波はまったく見えない。昔、舞鶴にいたときの高波とは趣がまったく異なる。静かな海だ。四国と淡路が津波など自然災害から守ってくれている。

 自転車は軽快で時間がかからない。危険だから歩きにしよう。他人様、自分を傷つけては大変だ。昨年の池袋の母子殺傷事故、ほんとうに悩んだ。高齢者になりアクセルとブレーキを踏み間違える、そんなことが自分に置きたら、心が潰れる。まだ自分で事故するなら、まだしも他人を死傷させたらという思いが、免許証返納もまじめに考えた。恥ずかしながら、いまだに持っている。くれぐれも事故のないよう、住宅街では、スピードは落とし、広い道でも速度控え目である。違反は、一昨年12月19日、忘れもしない。街中の交差点、路線バスの後について青信号で前進、横断歩道の上でバスの右折待ち、バスが右折した後、前進しようとしたら、信号は赤、もう車体は半分交差点、この状態は客観的には。「あの年寄り、交差点で立ち往生、バカ。」と推定され、みんなの大きな邪魔で左折したら、パトカーが!「止まりなさい、その黒の軽。」でアウト、違法ではある、しかい不当と言っても。許してくれるとは思わない、サッサと署名して、その足で反則金9千円を支払った。これでゴールド復帰は、今生では無理と悟った。

 それやこれや、安全運転にはきをつけて、自動車だけでなく自転車でも事故は起きる。起こしたときが、お仕舞です。気を付けなしょう、みんな。

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