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医学的検査、いろいろあるから

 PCR検査とか抗体検査とか、みんな知っているようで、ほんとに知っているのかなと思う。医学的検査、これを理解しているだけで、医者は、やっぱり賢いと思うくらいだ。医学部入試は難しいから、やはり頭はいいのだろう。

 コロナがらみでは、発熱も味覚など諸症状は全然なく、いつもの年にまして、風邪気味でも、ない。昔は、咳が止まらず、夜寝付かれず、寝ても、自分の咳で目覚めることがあって、それがまた体調を悪くする原因になった。

 しかし、風邪で、仕事や学校を休んだことはない。遊びで年休取得は、時勢に応じて、とれるだけ取ったこともあった。そういう時代になった。もっと昔は、年休簿が真っ白(年休を取らない。)のが普通だった。四人、こどもがいるが、それなりに出勤した。特別休暇なんて、下の方の子のときぐらいか、いまは、もっと驚く休暇制度となっている。男性が、育児休暇を義務付けされるそうだ。アッと驚く為五郎~知っている人は、かなり古い。

 さて、人間ドック、なんからでも指摘、精密検査を指示する。なんとかして病気にしようとするかのうようだ。指摘漏れがあっては、医療過誤、損害賠償請求訴訟でも起こされたり、敗訴したりすると大変だ、それ以前に、なんとしても、患者さんを増やさないと、病院経営が悪くなる。

 私、現役を離れて5年になる。様々に指摘を受けて、その都度、精密検査を受けた。結果は、いつも経過観察、高血圧は、胃病息災で、ずっと開業医で薬ももらい続けて、十数年、一向に治らない、慢性病だから、治らないそうだ。一度、医者と意見が合わなかったことがあり、医者を変えた。

 母も、95歳で亡くなった。肺炎、高血圧もあった。そんなもんだ。死ぬまで治らない。一病息災で、健康に注意するきっかけと思って続けている。症状は、まったくない。しかし、同年代以下の知人友人、脳梗塞や脳卒中、はたまた心臓疾患で、死んだり、半身不随などに罹っている者もいる。そうなりたくないので、そのシグナルを発見するため、医者は大事にしている。

 もっと深刻なのは、人間ドックを受けていたとき、心電図でひっかかること。専門の循環器科医師でも、それぞれ見解、所見が違う。偶々転勤族で、人間ドックを受けるようになって、いろんなところで診察を受けた。地元兵庫県明石の元日赤姫路病院元院長、2年連続で診察を受けた。詳しい心電図の説明を受け、どこがどうという状態か、一種の奇形にすぎない、人間いつかは死ぬ、これで直接死ぬかもしれないが、少ない。

 翌年2年目には叱られた、去年いっただろうがと。それはそうだ。

 徳島、高松、神戸、広島などの転勤先で、いろいろな判断、特に、「WPW症候群(ウォルフ・パーキンソン・ホワイト・シンドローム)と言われたこともあった。広島では、精密検査の後、国立の専門病院を紹介するから、手術をうけることを相談しなさいと。行ったら、専門医の副院長から詳しく状態の説明の後、5パーセントで死ぬ確率があり、危険だ。様子を見ようって言われた。そんなに悪くはないらしい。

 なんやかんや言いながら、現在も、特に支障はない。

 かかりつけ医は、高血圧の原因は、ともかく薬を飲んで、月1回診察に来るようには言われている。コロナにかかわらず、自分で毎朝毎晩、血圧を測って、自分で決めた基準値を逸脱して入れば、薬を飲むパターンを続けている。かかりつけ医からは、注意はされるが、説明は聞いたままにしている。「はいはい。わかりました。」って。

 コロナのご時世、ワクチンも終わった、マスクして、ソーシャルディスタンスを維持している。

 死ぬときは死ぬ。自分から死のうとは、全然、思わない。

 弘法大師の「御遺言(ごゆいごう)」、京都の綜芸種智院大学で福田先生から授業を受けた。また受けたいと思いながらも、コロナでストップのまま。

 死ぬことは、西行法師の

 願わくば 花のもとにて 春死なん 如月のその 望月の頃

 73歳ぐらいだったか、私は、69歳。もうちょっとあるけれど、生きるには、もっともっと。88歳くらいかな、めどは。近所に人を見ても、それぐらいは、まだ元気。

 頭を使い、気を遣い、金を使わない、元気な生活をモットーにしている。

父親は84歳、母親は95歳。まだまだ生ける。ただ、認知症には気を付けたい。頭を鍛える、身体も鍛える、元気が一番。



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