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2024年1月4日(木)「規格外野菜について考える」

今日の東京は曇りのち晴れ。
昨日、実家のある豊田から東京に戻りました。少々混んでましたね。
朝方の最低気温は5℃台、日中の最高気温は14 台迄上昇。この時季にしては少々暖かい一日でしたかね。
お正月早々の能登半島地震、エラいコトでした。何人かのお友達はあの近辺在住であったり、実家があのヘンにあったりで、大変な被害に遭われた方もおられましたし、ツボが一個壊れた程度で済んだ方もおられたりで、その状況は様々でした。何れにせよ、正月早々にお屠蘇気分も抜けきらぬウチでの被災、大変だったと思います。一日も早い復旧・復興をお祈りしております。さて、

お正月には「新年快楽!」と称して、今年1年の抱負(?)を語ってみましたが、本日は「規格外野菜について考える」をお届けしたいと思います(冒頭写真はコチラから拝借しました)。

規格外野菜。
取引や流通をスムーズに行う為(?)、定められた大きさや形・品質・色味・重量等の一定の規格に適合していない野菜のコト。基準クリアーしたモノ(A~C級品)はスーパーや八百屋さんで販売されるけれども、クリアーしない規格外野菜については一部は加工品にされたり、ネット等で直販されたりするものの、それ以外の大半は廃棄されてしまっている、と言うのが実態のようなのです。あるデータに拠れば、野菜の総出荷量に占める規格外野菜(市場外流通品)の割合は全体の26%(=2.9百万/11.4百万トン)にも及ぶのだそう。幾ら一部が加工品にされたり、ネット販売されたりしているにせよ、この量はハンパないボリュームですよね。こりゃあ、モッタイナイ。

自分は食べ物をあんまり捨てられないモッタイナイ派でもあるので、未利用魚有害鳥獣と同じ文脈で行くと、これら規格外野菜についても放っておいてはイカンな、と言うのが思いでありますね。自分がコレからやろうとしているお店の基本コンセプトの一つとして「二十四節気(旬)」と言うモノがあるのですが、規格外野菜であっても規格が異なるだけで旬は同じなので、旬の規格外野菜を使わない手はない、と考えてます。

もう一つ、重要なこと。
遺伝子組み換え農産物や、残留農薬の問題。
まぁ、コレは特に輸入農産物に多くみられる問題なので、国産の野菜を使うのであれば然程問題にはならないかも知れないけれども(遺伝子組み換え種子を使っていれば、国産農産物でもそうでもないか…)、モノによってはどうしても輸入モノに頼らざるを得ない場合もあり得るので、考えておく必要のある問題かと思います。
コレらの農産物によって、アレルギー疾患やら発癌のリスクが高まるようなので、「食の安全」と言う観点からは、安いからと言ってもあまり使わぬ方が良いのかな、とも考えています。特にアメリカの旧モンサント(現在は独バイエルに買収)が開発し、世界的に大々的に販売・普及している「ラウンドアップ」と言うグリホサート系除草剤については、発癌性の有無について各地で訴訟なんかもされているようなので(2020年にバイエルは109億ドル(!)を支払って一部和解)、ソレがどう使われているかも分からない野菜を積極的に使うってのは無いかなぁ、と思います(と言っても、日本でも今でもグリホサート系除草剤は大々的に売られているし、使用されているので、オーガニック野菜を作る農家さんの野菜じゃないと、安心は出来ぬと言うコトか…)。

じゃあ、安心安全で旬の規格外野菜をどうやって手に入れるか。
どうやら最近では、ネット等でも先着何名限定でタダで規格外野菜を配布する業者や、規格外野菜を纏めて格安で販売する業者等も多々出て来ているようなので、ソレらを利用する、と言うのは一つの手でありましょう。
或いは、最近では定年退職した会社の先輩やら駐在時の飲み友等の中には畑仕事を始めるヒトも結構いるので(笑)、その方々に無農薬栽培をお願いして作り過ぎた野菜を低価格でご提供戴く、なんてのも一つの手かも知れませんね。

と言うコトで、未利用魚・有害鳥獣に続く有機の規格外野菜。
今後様々なコトを気にし乍ら、調達ルートを確保せねば!と考え直すことにします。
ナニか良い調達ルート等がありましたら、是非ご教示戴きたく、ヨロシクお願い致します。

明日は「内臓料理・このわた」について書いて行きたいと思います。


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